自由で壮大な衝撃作!アリ・アスター製作総指揮、ジェシー・アイゼンバーグ主演『サスカッチ・サンセット』公開決定
『ヘレディタリー/継承』(18)や『ミッドサマー』(19)のアリ・アスター製作総指揮、ジェシー・アイゼンバーグ主演で贈る『サスカッチ・サンセット』が2025年5月23日(金)より公開されることが決定。あわせてティザービジュアルと特報映像が解禁された。
北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチ。彼らは寝床を作り、食料を探し、交尾をするといういつもの営みを繰り返しながら、どこかにいると信じる仲間探しの旅を続けている。そして、絶えず変化する世界に直面しながら、生き残りをかけて必死に戦うことになる。
菊地凛子主演『トレジャーハンター・クミコ』(14)、エマ・ストーン主演のテレビシリーズ「The Curse」を手掛けたゼルナー兄弟が監督を務め、実に10年以上の歳月をかけ、長編映画化を成し遂げた。本作は2024年サンダンス映画祭でプレミア上映されると、賛否両論を巻き起こしながらも批評家の絶賛が相次ぎ、続くサウス・バイ・サウスウエストでは観客賞にノミネートされた。
主人公を演じるアイゼンバーグは『ビバリウム』(21)に続き主演とプロデューサーを兼務。数々の賞を総なめした『ソーシャル・ネットワーク』(10)をはじめ、近年では『僕らの世界が交わるまで』(24)、『リアル・ペイン〜心の旅〜』(1月31日公開)など監督としても活躍している。そんな彼が脚本とその独創的な設定に惚れ込み、主演とプロデューサーを買って出た。
今回、ティザービジュアルと特報映像が公開された。ティザービジュアルには、遠くの木々の合間から立ち上る煙を呆然と眺める後ろ姿が収められ、不穏な空気を漂わせる。一方、特報映像では、サスカッチたちの暮らしの一部が垣間見える。鬱蒼とした森、山の向こうに沈む夕日など、壮大な自然が、まだ謎深い生物の強い生命力を感じさせる内容となっている。すでに世界中のメディアが「大傑作」と太鼓判を押すなか、アスターからも「歴史的名作『人類創世』を超える傑作の誕生」と絶賛の声が寄せられた。
雄大な自然とサスカッチの生活をドキュメンタリータッチで圧倒的な映像美と幻想的な音楽で描き、自然界の不条理と生への渇望、そして家族愛を通じて、現代社会で生きる私たちに“生きること”を問いかけるかつてない奇妙な衝撃作『サスカッチ・サンセット』に乞うご期待。
文/山崎伸子