キャラクターたちの驚異のリアリティーの秘密とは?「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」冒険心くすぐる特別映像
「スター・ウォーズ」の新たなドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」(ディズニープラスで独占配信中)。このたび、本作より冒険心くすぐる特別映像、メイキング写真が解禁となった。
舞台はダース・ベイダー亡き、帝国崩壊後の銀河。平和な惑星で代わり映えのしない日々を送っていた4人の子どもたちは、地中に埋まった持ち主不明の巨大な宇宙船を見つけたことから、広大な銀河へと迷い込んでしまう。危険なクリーチャーや宇宙海賊たちに追われ、絶体絶命のピンチを迎えた4人の前に現れたのは、神秘の力“フォース”を操る謎の男。互いの素性も知らぬまま、4人の子どもたちと謎の男、そしてドロイドは未知の銀河で大冒険を繰り広げることに。
本作は、映画批評を集積、集計するサイト「Rotten Tomatoes」で第3話配信時点で批評家スコア95%を獲得。これは「キャシアン・アンドー」と並ぶスター・ウォーズ実写作品史上2番目の高評価である。さらに、『グーニーズ』(85)など、1980年代の青春映画を彷彿とさせる子どもたちの冒険以外に、多くの視聴者の間で話題となっているのがジュード・ロウ演じる“謎の男”だ。第2話のラストで子どもたちの前に突如現れ“フォース”と思われる力を披露したこの男は、子どもの1人からは「まさかジェダイなの?」と聞かれるなど、多くの謎を呼んだ。
今回解禁となった映像では、予測不能なこの先の冒険が垣間見える本編カットに加え、ショーランナーを務めるジョン・ワッツとクリストファー・フォード、各エピソードの監督を務めるハリウッド屈指のクリエイターたちが撮影の裏話を赤裸々に明かす様子が映しだされる。ショーランナーのワッツは、未知のクリーチャーが多数登場する本作について「カニの怪物の細撮りは反対されると思った」と撮影の裏話を告白。さらに「ティペットが人形を制作し、各場面は2週間で撮った」と、通常の撮影以上の時間とこだわりが詰まったシーンがあることを明かしている。この先で待ち受けるクリーチャーたちにもさらなる期待が高まる。
また、象のような可愛らしい見た目で人気を呼んでいるニールは、コンピューターによって表情をコントロールできる【アニマトロニクスのスーツ】や、役者の表情を記録する【フェイス・キャプチャー】の技術を融合し撮影が敢行されたという。〈スケルトン・クルー〉の一員であり、そのパワフルな戦闘能力と少し間抜けな性格で早速人気を博しているドロイドSM-33も実寸の人形を実際に操作して撮影することでキャラクターに息を吹き込み、驚異のリアリティーを生み出している。リアルなキャラクターに囲まれた撮影現場を振り返り、ロウは「人形遣いやドロイドたちとの仕事は刺激的で面白かったです」と語り、これから先の冒険にも登場する未知のキャラクターたちにも注目だ。
4人の子どもたちは未知の銀河を巡る冒険のはてに、家族の待つ故郷へ帰ることができるのだろうか?そしてロウ演じる謎のフォースの使い手の正体とは?“普通”だった少年少女たちの、予期せぬ友情と成長を描く本作の今後にも期待が高まる。
文/鈴木レイヤ