上空10000フィートの航空機で繰り広げられる騙し合い!『フライト・リスク』日本版予告編&ポスタービジュアル
メル・ギブソンの監督最新作でマーク・ウォールバーグが主演を務める『フライト・リスク』が3月7日(金)に公開。日本版予告編とポスタービジュアルが解禁となった。
「マッドマックス」、「リーサル・ウェポン」シリーズなどハリウッドの最前線で活躍してきた名優として知られながら、アカデミー賞5部門を受賞した『ブレイブハート』(95)で監督としての才能も高く評価されたギブソン。本作は第89回アカデミー賞で作品賞ほか6部門へのノミネートを果たした『ハクソー・リッジ』(16)以来9年ぶりの監督最新作となる。ギブソンが本作で描くのは、絶景の大地アラスカを舞台に、上空10000フィートの航空機で繰り広げられる、命を賭けた予測不能の騙し合いの物語だ。
主演は『ディパーテッド』(06)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、「テッド」、「トランスフォーマー」シリーズなど名だたる大作で幅広い演技を見せてきたウォールバーグ。さらに、「ダウントン・アビー」シリーズの長女メアリー役で知られるミシェル・ドッカリー、『スパイダーマン3』(07)、『インターステラー』(14)のトファー・グレイスと、実力派俳優たちが脇を固める。
このたび解禁された予告編は、パイロットのダリル(ウォールバーグ)が航空機に乗り込み、「絶好のフライト日和だな」とハリス保安官補(ドッカリー)に明るく声をかけるシーンからスタート。ハリスは、重要参考人ウィンストン(グレイス)をアラスカからニューヨークまで緊急輸送する機密任務に就いており、不安な面持ちだ。出発した一行が乗る機体は壮大なアラスカ山脈上空10000フィートまで上昇し、頼もしいパイロットのお陰で簡単な任務になるかに思えた。しかし、1人後部座席につながれるウィンストンが、足元に落ちていたパイロットライセンス証を何気なく見ると、そこにはいま目の前に座るパイロットとは全くの別人が写しだされているのだった。
緊迫した空気を醸しだすトーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」をカバーした楽曲をバックに、豹変したダリルとハリスの怒涛の攻防戦が展開される。誰がこの絶望のフライトを生き抜くことができるのか。ウォールバーグが「リアルを貫く。禿げ頭用のかつらは要らない」と語る通り、地毛を大胆に剃り上げ、左右の毛を残したヘアスタイルで役に挑む様子も確認できる。
あわせて解禁となったポスタービジュアルは、ウォールバーグ演じるパイロットが血を流し、意味深な表情でこちらを見つめる姿と、1機の航空機がアラスカ山脈上空を不安定に飛ぶ様が重なり合うようにデザインされている。ハリウッドを代表する監督&キャストが至高のタッグを組んだ『フライト・リスク』に期待が高まる。
文/平尾嘉浩