ポン・ジュノが贈る権力者たちへの逆襲エンタテインメント!『ミッキー17』壮絶な新予告編映像
『パラサイト 半地下の家族』(19)のポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』が3月28日(金)に公開される。このたび、本作より新予告編、日本版新ポスターが解禁となった。
本作は、第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールを受賞、第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞した『パラサイト 半地下の家族』を手がけたジュノが、5年の沈黙を経て贈るサスペンスエンタテインメント。『TENET テネット』(20)、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(21)のロバート・パティンソンが主演を務め、共演にはナオミ・アッキー、スティーブン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロら実力派キャストが集結する。原作はエドワード・アシュトンによる小説「ミッキー7」。権力に屈することなく挑戦を続けるすべての者たちへ贈る、半地下を超えた”どん底”からの、怒涛の反撃サスペンスエンタテインメントが展開する。
今回解禁となった予告映像には、ミッキーの壮絶な物語の一端が垣間見えている。未知の惑星に到着したミッキーは、早速人類のため実験台に。大気の安全性を確かめるためにヘルメットを取り外すと、宇宙船内の医療スタッフから「新種のウイルスがいるかも、微粒子も残らず吸い込む感じで大きく呼吸を」と促される。結果、彼はウイルスに侵されてしまい焼却炉に放り込まれることに。「使い捨てだろう、文句を言うな」という罵声を浴びせられ、「仕事は超ブラック、業務命令の地獄だ。死んでも“コピー”され生き返る“死にゲー”任務」だとこぼすミッキーだが、ミッキー17号の前にミッキー18号が現れたことで全てが一変。使い捨てワーカーがダブることは許されておらず、存在が確認されるとコピー元もろとも死刑にされてしまうなか、俺たちは使い捨てじゃない、と2人のミッキーはどん底からの逆襲を始めるのだった。
同時公開された日本版ポスターは、ミッキー17を前面に据え、使い捨てにされて目にバッテンをつけられたミッキーたちとともに、弱肉強食の社会を模すかのように上から下へと登場人物たちが配されている。強欲な支配者のマーシャル(ラファロ)とその妻(コレット)、ミッキーの絶対的パートナーのナーシャ(アッキー)、癖の強い友人ティモ(ユァン)。世界の精鋭キャストを迎えたジュノ監督が展開するかつてない映像体験に期待が高まるポスターとなっている。
また、2月14日(金)よりムビチケ前売券(カード)、ムビチケ前売券(オンライン)が発売されることが決定。ミッキーは無事生き抜くことができるのか?全世界を驚愕と熱狂の渦に叩き込んだジュノ監督が仕かける新たな映像体験に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ