1人多い女性版「おそ松さん」!?個性的な武闘派“7つ子姉妹”が映画で大暴れ
10月から第2期の放送が始まり、舞台や雑誌、アミューズメント施設とのコラボなど、すっかり社会現象化したアニメ「おそ松さん」。日本を熱狂させる6つ子兄弟に負けじと(?)、海外から“7つ子姉妹”が活躍する映画『セブン・シスターズ』(10月21日公開)がやってきた。
いったいどんなギャグ映画…かと思いきや、本作は食糧不足により厳格な“一人っ子政策”が敷かれた近未来が舞台のSFスリラーだ。
2073年、戦争や難民問題で主要国が滅び、世界の覇権を握る“ヨーロッパ連邦”は、1家族につき子供は1人までと定め、違法に生まれた2人目以降の子供は冷凍保存される“児童分配法”を施行。日常生活が厳しく管理されるなか、ある日、7つ子の姉妹が誕生する。出産と同時に母親は亡くなり、祖父テレンス(ウィレム・デフォー)に引き取られた7つ子は児童分配局に見つからず生き延びる方法を教育される。7つ子は月、火、水、木、金、土、日と曜日を名に冠し、週に1日、自分の名前の曜日だけ外出し共通の人格“カレン・セットマン”として生きることに。
もしも7人のうち誰かが死んでしまったら、それは残リ6人の社会的な死を意味する。そんな緊迫の設定の下、7つ子に降りかかる災難を描く本作。物語は月曜が行方不明になる展開から、残された姉妹と国家の戦いへとなだれ込む。
7つ子を演じるのは『プロメテウス』(12)のノオミ・ラパス。野心家の月曜、ヒッピーな火曜、恐れ知らずの戦士・水曜、リケジョの金曜など性格も特技もファッションもバラバラな7つ子を“1人7役”で演じ分ける。姉妹が知力と腕力を総動員した7人の戦いがスリリングに活写される。
緊迫の設定と予想を裏切るストーリーが繰り広げられていく『セブン・シスターズ』。日本の6つ子兄弟に負けない海外の7つ子姉妹の活躍も、ぜひスクリーンで確認してみてほしい。【トライワークス】