ブロック一個からなにを創りだす?『マインクラフト/ザ・ムービー』世界観が垣間見える場面写真
2023年に世界売上本数が3億本を突破したゲームを映画化した『マインクラフト/ザ・ムービー』が4月25日(金)に公開される。このたび、本作の世界観が伝わる場面写真が初解禁となった。
世界中で大人気のゲーム“マインクラフト”を、驚異のクオリティで再現して実写化する本作。2009年に誕生し、2011年に正式発売されて以来、瞬く間に世界を席巻した「マインクラフト」(通称:マイクラ)。ワールドと呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲームだ。様々なプラットフォームで展開され2014年には「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定され、2023年に世界売上本数が3億本を突破。ゲームの枠を超えてアパレルやオモチャなどの各種関連商品も販売され、さらにプログラミング教室教材としての使用で全国大会も開かれるなど、子どもたちの主体性、創造力、探求心をはぐくむ未来の教材としても注目されている。
少年時代からずっと“子ども立ち入り禁止”のとある採掘場で採掘することを夢見ていた主人公のスティーブ(ジャック・ブラック)。憧れの採掘場で発見した青く光る謎のキューブに触れたことで、スティーブは異世界へテレポートされてしまう。目の前に広がっていたのは、自分が考えたモノをなんでも創造することができる不思議な世界「オーバーワールド」だった。この世界を謳歌していたスティーブのもとに、彼と同じく謎のキューブに導かれ、かつて一世を風靡した超一流ゲーマーながら、現在は過去の栄光にすがりついているギャレット(ジェイソン・モモア)、改造が得意で“マイクラワールド”でも高いクリエイティブスキルを披露することになる少年ヘンリー(セバスチャン・ハンセン)、彼の姉ナタリー(エマ・マイヤーズ)、そしてドーン(ダニエル・ブルックス)という、年齢も境遇もバラバラな男女4人が現れる。
今回到着したのは、「マインクラフト」最大の特徴ともいえる、あらゆる生物やモノが四角で表現されたユニークなビジュアルの数々。謎のキューブの力で、すべてが四角形でできた異世界に転送されてしまったのは、非リア充な4人、ギャレット、ナタリー&ヘンリー姉弟、ドーン。動物も食べ物も住人ですら四角い世界で、村に到着し途方に暮れる姿が写しだされている。巨大なニワトリがたたずむ建物は、どうやらなにかのお店のよう。そんな4人の心強い味方となるのが、先住転送民のスティーブ。ギャレットとも固い握手を交わし、熱い友情が育まれていく予感が。ただ四角いだけでなく、「イメージしたものをなんでも創りだせる不思議な世界」でもある“マイクラワールド”。四角いブタの姿をしたピグリンや、鎖に繋がれ気球と化した火の玉を吐くガスト、四角い月に向かって遠吠えする四角いオオカミなど、ゲームに登場するユニークなキャラクターが続々登場している。
映像内で少年ヘンリーが手にしているのは、壊した木のブロック。彼が一体ここからなにを創りだしていくのか?2025年のゴールデンウィークは、映画館で“四角形の世界”を体感してほしい。
文/鈴木レイヤ