河野純喜、『白雪姫』“7人のこびと”をJO1メンバーに例えて笑顔!吉柳咲良は監督からの絶賛コメントに感涙

河野純喜、『白雪姫』“7人のこびと”をJO1メンバーに例えて笑顔!吉柳咲良は監督からの絶賛コメントに感涙

ディズニーが伝説的作品を新たなミュージカル版として実写映画化した『白雪姫』(3月20日公開)のプレミアム吹替版ジョナサン役声優お披露目イベントが2月25日に都内で行われ、プレミアム吹替版で白雪姫を演じる吉柳咲良、ジョナサン役の河野純喜(JO1)が出席した。

『白雪姫』(3月20日公開)のプレミアム吹替版ジョナサン役声優お披露目イベントが行われた
『白雪姫』(3月20日公開)のプレミアム吹替版ジョナサン役声優お披露目イベントが行われた

ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションとしても知られる『白雪姫』(37)を新たに実写化した本作。外見の美しさと権力に執着する邪悪な女王によって闇に支配されていた王国で、雪のように純粋な心を持つ白雪姫が巻き起こす奇跡を描く。

ジョナサン役に決定した河野純喜、「大声で叫んだ」と吐露
ジョナサン役に決定した河野純喜、「大声で叫んだ」と吐露

河野はオーディションを経て、白雪姫を城の外へと連れだす運命の人であるジョナサン役に決定した。オーディションの結果はサプライズで行われたそうで、「オーディションまでずっと練習をしてきて僕の一つの夢でもあったので、うれしさと驚きと安心とたくさんの感情がぐるぐるになって。とにかく大声で叫びました」と合格を知らされた時の心境を回顧した河野。JO1のメンバーにも伝えたといい、「オーディションのために一緒に練習してくれた豆ちゃん(豆原一成)や、木全(翔也)など、声優の経験があるメンバーが教えてくれていたので、真っ先に伝えたら喜んでくれました。感謝しています」とチームワークで勝ち取った合格だと話していた。

楽曲に惚れ込んでいるという吉柳咲良
楽曲に惚れ込んでいるという吉柳咲良

先日行われたイベントで圧巻の歌声を披露した吉柳は、「とにかく楽曲がすべてすばらしい。どの曲も何度でも聴いていたい」とミュージカル版の楽曲に惚れ込んでいるとのこと。「ジョナサンも歌う部分がある」と切りだした河野も、「楽曲によって物語が進んでいく、すばらしい展開になっていて。僕も楽曲をめっちゃ聴いています。自分の声、ずっと聴いているんですよ。それくらい大好きな楽曲に巡り会えた」と笑顔。本国のオリジナル版では、2021年のトニー賞主演男優賞に輝いたアンドリュー・バーナップがジョナサンを演じているが、バーナップが演じるジョナサンについて「大人のやさしい男性の象徴のよう。声もやさしいし、トーンもカッコいいし、姿勢もやさしい」と印象を明かしつつ、「この方の演技に声を入れさせていただくというのは、少しプレッシャーにも感じていました。やさしい大人のイメージみたいな役は今回初めての挑戦でもありましたが、頑張って意識して演じました」とアフレコを振り返っていた。

お互いの演技の印象は?
お互いの演技の印象は?

吉柳と河野は、この日が初対面だという。河野の声を聴きながらアフレコをしたという吉柳が、「ジョナサンのやさしさや温かさがあった。とにかく『観ていただきたい』という一言です。雰囲気が似ていらっしゃるんだなと思う」と劇中のジョナサンと河野の演技を重ね合わせると、河野は「姿勢がやさしいですか。ありがとうございます!」と先ほどの自分の発言を持ちだしてお茶目ににっこり。さらに「僕も、吉柳さんの歌声を聴かせていただいた。表現力がすさまじい。パワフルな歌声、やさしくささやくような歌声など、たくさんの白雪姫を見させていただいた。初めて会ったんですが、存在も本当に白雪姫だなと思いました。そのものだなと思います」と役柄にぴったりだと称えていた。

メンバーに愛情たっぷり
メンバーに愛情たっぷり

また河野には、白雪姫を助ける森の仲間たちの“7人のこびと”について「JO1のメンバーに例えるならば?」という質問も投げかけられた。河野は「先生は、(川尻)蓮くん。一番物知りというか、頭がまわるので、先生っぽい。おこりんぼは、僕かな(笑)。メンバーに怒るのは、僕が担当なので。おい!って」と笑顔をのぞかせながら、「てれすけは、木全翔也です。JO1いち人見知りだと思います。蓋を開けると懐いてくるところも、てれすけっぽい。ごきげんは、佐藤景瑚。いつもご機嫌です。ねぼすけは、金城碧海です。ちょっと遅刻が多いので。くしゃみは、(與那城)奨くん。沖縄出身で寒さに弱いので。おとぼけは、(川西)拓実」と当てはめ、「結構ぴったり。次は全員にあの衣装を着せて登場させたい」と楽しそうに妄想していた。

スパークバルーンを割って大ヒットを祈願するひと幕もあった
スパークバルーンを割って大ヒットを祈願するひと幕もあった

そしてジョナサンが白雪姫の“運命の人”であることにちなみ、2人にとっての“運命の人”を明かすひと幕もあった。吉柳は「石原さとみさん」と告白。「芸能界に入ったきっかけも、石原さとみさんを大尊敬していたので、さとみさんのようになりたいと思ってオーディションを受けました。石原さとみさんがいなかったら、私はいまここで白雪姫をやっていることもなかった。さとみさんが運命の出会いです」と心を込めた。一方の河野は、「ファンの皆さん。JAM(ジャム)の皆さん」とファンネームを口にした。「僕もオーディションを受けて、JAMの皆さんの投票によって選ばれた。それによって僕の人生は180度変わりました。それから5年経って、いま『白雪姫』のお仕事にも関わらせていただくなんて。思ってもみなかった人生を歩ませていただいているのは、紛れもなくJAMの皆さんのおかげ」と愛を伝えていた。


監督からメッセージが到着
監督からメッセージが到着

イベント終盤には、マーク・ウェブ監督から2人に向けてメッセージ動画がお披露目。「2人の歌を事前に聴きました。私の期待を遥かに超えたすばらしい歌声に、幸せな気持ちでいっぱいです」という言葉から始まり、吉柳に向けて「咲良の声はすばらしく、私がイメージした白雪姫そのもの」、河野に向けて「純喜の歌声も咲良に負けず劣らずすばらしいです」と絶賛のコメントを送りつつ、「早く皆さまに2人が共に歌う姿を見ていただきたい」と熱弁していた。吉柳は「うれしいです。感動しちゃった…。大役を任せていただくプレッシャーもあった。オーディションもめちゃくちゃ緊張していて。私にとってプリンセスは遠い存在だったからこそ、夢見てもいいのかなと思っていたところもある。夢見てよかったんだなと思えました」と思わず涙。河野も「僕も初めてで、不安な部分が多くて。何度も録り直しましたし、ミュージカルとあって、歌唱の部分でも新しい挑戦もあった。監督から言葉をいただけて、ちょっと安心しました」と喜びをにじませていた。

取材・文/成田おり枝

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