レインメーカーvsスーパーマン?オカダ・カズチカが『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』出演を語る
いま、新日本プロレスで絶大な人気を誇るプロレスラー、オカダ・カズチカ。“レインメーカー”“カネの雨を降らす男”の異名をもつ彼が『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』(公開中)に本人役で出演。あの低予算flashアニメでスーパーマン、ワンダーウーマンたちと“競演”した感想を語ってくれた。
覆面レスラーっぽいバットマンに親近感
「ずっと“レインメーカー”のポーズのまま『鷹の爪』の“らしい”画で自分を描いたもらえたのが嬉しかったです。ただ、あっという間にやられちゃいました(笑)」と語る通りオカダは、映画に登場直後スーパーマン、ワンダーウーマンらに倒されてしまう(しかも、その画は省略)。
「いつの間にか倒されてました(笑)。でも(ジャスティス・リーグは)かっこいいですよね。こういうのがスーパーヒーローなんだなって思いますね。みんないい体しているし背も大きくて、プロレスラーにも近い印象がありますよね。(DCヒーローでは)バットマンが好きっすね。“マスクマン”に近い容姿も親近感が湧きます。特殊能力とかに頼るんじゃなくて、肉体を鍛えた普通の人が覆面を被って変身する。そういう意味でもバットマンは一番プロレスに近いヒーローかなって思うんです」
真壁と本間は困っているかも?
『秘密結社 鷹の爪』は、新日本プロレスとも幾度かコラボを繰り広げてきた。「昨年のG1クライマックスのオープニングビデオに登場していただいたんです。『そういうのをやってもらえるんだ』ってビックリしたのを覚えています。あと前作(『鷹の爪8 吉田くんの×(バッテン)ファイル』)に真壁(刀義)さんと本間(朋晃)さんが出てたけど、まさか自分がその後出演するなんて想像もできなかったです。まぁ、今ごろ2人は連続で出られなくて困ってるんじゃないですかね(笑)」
すっかり作品がお気に入りの様子だが、収録で接したFROGMANについて、ただただ「すごい!」と思ったという。「監督も脚本も声優も、全部やられてるわけじゃないですか。いろいろな作業を一人でやっているとは…。出演させていただくまで想像もできませんでした。声の収録中も『何も気にせずやってみて下さい』と言ってもらえたんで、緊張せずにやらせてもらえましたからね。下手したら緊張して、オカダ・カズチカ感は無かったかもしれないです(笑)」
プロレス中継で予算ゲージがあったら…!?
「アニメも結構見ますね」というオカダは、あの大ヒット作もチェックしていた。
「『君の名は。』(16)はブルーレイも買いましたし、この前、移動中に飛行機でも見直しました。今回の『鷹の爪』はあの作品っぽいパロディとかあって楽しいです。それが『鷹の爪』っぽさなんじゃないかって。『大丈夫なのかな?』っていう気持ちもあったりしますけど(笑)」
『鷹の爪』っぽさで言うと、映画恒例の(残り予算を表示する)“バジェットゲージ”もお気に入りの様子。
「プロレス中継でゲージが下がったらリングのロープが外されて、試合途中にCMが入ってロープが戻ってきたみたいな。そういうことじゃないですか(笑)。でも僕がレインメーカーとしてカネの雨降らせます。次回は“予算増やす係”やりますよ。出るつもりで声の調子も整えますから。もう覇気出てますから(笑)」
今回の出演で『鷹の爪』ファンとオカダのファンが、それぞれを知ってもらえれたら…とも考えている。「プロレスを知ってもらう意味でも(出演は)すごく有難いですし、『レインメーカーって何?』っていう人もいると思いますし。何も知らない人が僕のシーンだけ観ても『あれ、なんの人?』みたいな感想になるじゃないじゃないですか(笑)。それをきっかけで『こんなプロレスラーいたんだ』って思ってもらえたら嬉しいですね」【取材・文/トライワークス】