ハリソン・フォード『ブレードランナー 2049』を引っさげて来日!デッカード&ハン・ソロを再び演じる気持ちも明かす
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の35年ぶりの続編となる『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)の来日記者会見が10月23日にザ・リッツ・カールトン東京で開催され、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が出席した。
レプリカントと呼ばれる人造人間と彼らによる犯罪を追う捜査官“ブレードランナー”の戦いを描いた前作。本作は、その30年後となる世界を舞台にした物語。ハリソンにとっては『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』以来、9年ぶりの来日となった。
昨日は東京で1日オフを過ごしたそうだが、台風21号が日本列島を襲っていた。ハリソンは「日本に戻ってこられてうれしい。昨日の台風は大変興味深い経験だった」とコメント。「ホテルの部屋が高層階なので、雲に閉じ込めらているようで何も見えなかった」と苦笑いを見せていた。
前作では“ブレードランナー”のデッカードを演じ、同じデッカードとしては35年ぶりの来日を果たした。「1作目は日本でとても反響がよかったことを覚えている。とても幸せに思っていた」と振り返り、「日本の皆さんにまた楽しんでいただけることを願っている」と日本のファンにメッセージを送った。
前作で監督を務め、本作では製作総指揮を担ったリドリー・スコットから「デッカードをもう一度やることに興味はあるか?」とオファーを受けたというハリソン。「とてもやりたいと伝えた。スクリプトも満足できるもので、デッカードがエモーショナルで自分も共感のできるキャラクターとして描かれていた。これならイケると思った」と新作の脚本に惚れ込んだそう。
デッカードだけでなく、インディ・ジョーンズ、ハン・ソロなど長く愛されるキャラクターを演じているが、「長い年月を経てから同じ役を演じるというのはどういう気持ち?」と聞かれると、「やっちゃいけないの?」とニッコリ。
「自分が何度もやる映画は多くのファンを抱えている。楽しみに待っている人がたくさんいる」とファンの声が背中を押してくれていると言い、「30年ぶりのハンソロはどうなっているか、35年ぶりのデッカードはどう生きているのかということを演じるのは、俳優としてとても興味深いこと」と語っていた。【取材・文/成田おり枝】