官能娯楽作「SとM」はエロティックと恐怖のブレンドが絶妙!
村生ミオの同名人気コミックを実写映画化した『SとM 劇場版』(3月13日公開)。そのタイトルから期待させるとおりのエロい作品のようだが、一方で大人の上質なサスペンス(S)とミステリー(M)が詰まった作品でもあるようだ。
本作は、真面目で実直な会社員が3人の美しい女達に翻弄され、人生を狂わされていくというストーリー。「仮面ライダー龍騎」(テレビ朝日系)の小田井涼平が女性たちに翻弄される会社員の主人公を演じる。そんな彼に迫る派遣社員を人気グラドルの川村りか、同じく部下をセクシーアイドルの蒼井そら、堕落していく主人公の妻を元パイレーツの西本はるかが演じ、官能的にリアルな恐怖感を具現化している。
タイトルの“S”と“M”はヒロイン・沙耶と主人公・誠の頭文字も意味しているが、主人公が拉致、監禁されてしまう展開はまさにSMそのもの。実写ならではのエロティックさやリアルな恐怖感が見る者を刺激する本作は、さまざまな要素が詰まった娯楽官能作といえるだろう。【トライワークス】
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