ディザスター映画の“全部のせ”『ジオストーム』が日本を襲う!
これまで何度も地球を滅亡の危機に追い込んできたディザスタームービー界の巨匠ローランド・エメリッヒ監督。彼の右腕として、大ヒット作『インデペンデンス・デイ』などで製作・脚本を務めてきたディーン・デヴリンがメガフォンをとった『ジオストーム』が2018年1月19日(金)から公開される。ディザスターファン必見の本作から、迫力満点の予告編が解禁された。
未曾有の自然災害に襲われ続ける地球を守るために開発された気象コントロール衛星“ジオストーム”の暴走により、世界中で不可解な異常気象が引き起こされる本作。竜巻、津波、氷河など、これまで数々のディザスター映画で描かれてきたあらゆる自然災害が、たった一本の映画にまとめあげられた驚異の超大作なのだ。
主人公の科学者・ジェイクを演じたのは『エンド・オブ・ホワイトハウス』でテロリストと戦う元シークレットサービスを演じるなど、多くのアクション映画で主演を張ってきたジェラルド・バトラー。脇を固めるのはジム・スタージェスやアビー・コーニッシュといった若手実力派俳優に、エド・ハリス、アンディ・ガルシアらのベテラン勢。彼らの緊迫感溢れる演技にも注目だ。
今回解禁されたポスターでは、巨大な雹が降りそそぐ都市の光景が描き出されている。いくつもの強大な雹が、車両を押しつぶし、天高くそびえるビルをも破壊する。その壊れたビルをよく見ると、なんと新宿にある損保ジャパン日本興亜本社ビルによく似たビルであることが分かる。そしてその隣には特徴的な形で有名なコクーンタワーらしきビルも…。そう、この大災害の場所は、我々が暮らしている日本なのである。
さらに、合わせて解禁された予告編では、日本を含めた世界各地の異常気象の様子がド迫力の映像で映し出されている。リオデジャネイロでは常夏の海でバカンスを楽しむ人々が、瞬く間に氷結化していく衝撃的な場面。さらに、インドでは巨大な竜巻が同時多発してすべてを飲み込み、香港では地底マグマの噴火によって、ビルがドミノ倒しに…。そして、その猛威は日本にも及び、巨大な雹が銀座四丁目交差点に降り注ぐ。バスに激突し、普段は閑静な大人の街・銀座をたちまちパニックへと陥れ、壊滅へと追い込んでいく。
人類滅亡までのカウントダウンが始まる中、気象コントロール衛星の生みの親である科学者のジェイクは、衛星の暴走原因を突き止めるため、宇宙へと派遣される。破壊されつつある地球に愛する家族を残し、宇宙へと旅立つ彼の家族愛を描くドラマも忘れてはならない。
地球温暖化などの影響で、各地で異常気象が取りざたされる現代。もしかすると本作で描かれる様々な異常気象は近い将来、現実に起こり得るかもしれない。フィクションとして見限れないリアルすぎる描写が話題を呼び、10月12日から先行公開されたアジアの7つの国と地域でも大ヒットを記録。その勢いは、日本にも旋風を巻き起こすにちがいない。2018年最初の興奮と感動の超大作は、もう本作で決まりだろう。【文・久保田和馬】