ケント・モリ、マイケル・ジャクソンは「死ぬまで僕のヒーロー」
10月28日、第30回東京国際映画祭を開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズで伝説の“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの映画『マイケル・ジャクソン スリラー3D』と『マイケル・ジャクソン ゴースト』の上映が行われ、舞台挨拶にダンサーのケント・モリが登壇。“マイケルファン”が駆けつけた熱気ムンムンのステージで、「マイケルは、死ぬまで僕のヒーローであり続ける」と思いを語った。
本企画は、マイケル・ジャクソンの最新アルバム「スクリーム」リリースを記念した、ハロウィン限定のプレミアム上映。ケントは、幼い頃からマイケルに憧れ、マイケルの「THIS IS IT」のオーディションに唯一、日本人ダンサーとして合格したことでも知られている。
会場には、赤のレザー・ジャケットやハットなど、マイケルのコスプレをした観客の姿も。ケントが「スリラー」の「スクリームバージョン」としてパフォーマンスを披露すると、大歓声が沸き起こっていた。
ケントは「確実に、死ぬまで僕のヒーローあり続ける」とマイケルへの思いを吐露。「1分1秒、感謝を忘れたことがない。本当に一瞬でしたが、僕の人生の中でお会いさせてもらって、握手をした思い出は今でも心の中に、“最高の瞬間”として残っています」と胸の内を明かした。
マイケルを好きになったきっかけは、「『めちゃイケ』を見て」だそう。「極楽とんぼの山本(圭壱)さんが『スリラー』を踊る企画があって。そのワイプに出たマイケルの映像を見て、釘付けになった。そこからのめり込んでいった。人生を変えた映像」と語っていた。
「マイケルを愛して約30年。ただの一ファン。同じ“マイケルファン”の方たちとこうして会えるのは、うれしいこと。兄弟、姉妹たちと会っているのと同じ」とファンとの絆を噛み締めたケント。最後にはマイケルのコスプレをしたキッズダンサーや会場のファンと一緒にフォトセッション。「マイケール!」と大合唱が起こるなど、今なお、マイケルが愛され続けていることがひしひしと伝わるイベントとなった。【取材・文/成田おり枝】