ナオト・インティライミ、監督にキレた!?舞台挨拶で平謝り

映画ニュース

ナオト・インティライミ、監督にキレた!?舞台挨拶で平謝り

ナオト・インティライミが、アフリカ大陸14か国、ルーマニア、スウェーデン、ドイツ他を約半年間かけて巡った旅に密着したドキュメンタリー『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 前編』(11月23日公開)の公開直前プレミア上映会が、11月6日にTOHO シネマズ新宿で開催。ナオト・インティライミと加藤肇監督が舞台挨拶に登壇し、旅の裏話を語った。

ナオト・インティライミは13年ぶりに長旅に出た理由をこう告白。「この6年間はライブに行きたいけど、歌詞を書かなきゃとか、1秒でも早く寝たいとか、やるべきことに囲まれているような状態で。このまま続けていても良くないし、心が不健康になりつつあるなと思い、決意して長い旅に出たんですが、本当に良かったです」。

加藤監督は「インタビューを初日にしたんですが、そしたらナオトさんにキレられて。『そういうんじゃないんだよね、旅は。俺はもっと自由にやりたいんだ』と。いきなり成田でへこまされました」と苦笑い。

ナオト・インティライミは恐縮し「その節はすみませんでした」と平謝りした。「監督は監督然としていたんだけど、俺からするとそういうのじゃないと思って。しゃべりたい時にしゃべるし、段取りみたいなものはいらないからと」。

加藤監督は「1週間くらいすれば、人として優しく接してくれて、そこからはやりやすかったです。でも、仕事に対しては厳しいです」と笑顔で述べると、ナオト・インティライミも「監督のすごさを思い知ったのは帰ってきてから。1000時間、80テラ、DVD1万6000本の映像を全部観て、どこを届けたいのかを自分で決めて編集したんです」と感心しきりだった。

その後、ナオト・インティライミは旅のお土産ということで、サプライズで本作の主題歌「Sunday」を弾き語り、会場を熱気に包んだ。

『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 前編』は、ナオト・インティライミが忙しさに追われる中で、純粋に音楽を楽しむ心を取り戻したいと思い、世界を巡った旅の記録を収めたドキュメンタリー。後編は2018年1月5日(金)より公開される。【取材・文/山崎伸子】

関連作品