高畑充希、“夫”堺雅人に「手を握ってくれたらよかったのに」
『ALWAYS三丁目の夕日』チームが再集結して贈るファンタジー大作『DESTINY 鎌倉ものがたり』(12月9日公開)の完成披露会見が11月7日に東京国際フォーラムで開催され、堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、山崎貴監督が出席。高畑が、憧れの堺と夫婦役を演じられた喜びを語った。
山崎監督が『三丁目の夕日』に続いて西岸良平のベストセラーコミックを映画化した本作。ミステリー作家の一色正和(堺)が妻・亜紀子(高畑)の命を取り戻すため、黄泉の国へと向かう姿を描く。
堺は、妻を演じた高畑について「同じ時期にNHKで大河ドラマと朝ドラをやっていて。なぜかトイレの前でお会いすることが多くて」と述懐。「舞台も色々なものをやってらっしゃるし、朝ドラも立派に務め上げられているし、根拠のない信頼があった。年齢を聞いて『そんなに若かったんだ』とびっくりして。なんなら“先輩”くらいの気持ち」と頼もしさを感じていたという。
高畑は「いつかご一緒できたらいいなと、勝手に思っていた」と堺への憧れを吐露し、「年齢も少し離れているので、夫婦役がもらえるなんて“そんなラッキーなことはない”と。びっくりしましたし、うれしかったです」と喜びを噛みしめていた。
夫婦の愛を描く映画にちなみ、“理想の夫婦像”を聞かれる一幕も。高畑は「年の差があるので、私は旦那さんに頼っていたんですけど」と堺と築いた夫婦関係について振り返り、「たまに亜紀子さんがお尻を叩いたり、怒ったりする。お互いが上になったり、下になったりしながら、関係がコロコロ変わっていく夫婦って楽しそうだなって、憧れます」と劇中の夫婦関係は憧れだと語る。
本作が完成した際に、高畑、堤と一緒に映画を観たという堺は「途中で高畑さんの手を握りたくなった」と告白。「本当にうれしくなって、堤さんがいなかったら握っていたかも(笑)。ふとしたときに、隣に握る手があるのは素晴らしいことだなと思いました」と続けると、高畑は「握ってくれたらよかったのに」と話すなど、“夫婦”として息ぴったりの様子を見せていた。【取材・文/成田おり枝】