現役non-noモデル、AV女優の処女作の映画化作品で女優デビュー
人気AV女優、紗倉まなの処女小説を映画化し、先日行われた第30回東京国際映画祭のコンペティション部門にも選出された『最低。』(11月25日公開)。AVと関わりをもつ3人のヒロインの物語をつづる本作で現役non-noモデルが強烈な存在感を放っている。
東京国際映画祭のレッドカーペットにも登場し、その美貌で“あの子は誰?”とTwitterなどをにぎわせた彼女の名は山田愛奈。この4月から「non-no」の専属モデルになったばかりの19歳で、テレビドラマなどへの出演歴はあるものの、本格的な映画作品への出演は今回が初めて。
だが、キャリアの浅さを感じさせない堂々とした演技で、奔放な母親との関係に悩む女子高生あやこという等身大のキャラクターになりきり、母親が元AV女優であるという周囲の声に悩んだり、見知らぬ父親の影を追い求めたりと、微妙な年頃の少女の心情を繊細に表現してみせる。
“なーあい”の愛称で知られる彼女は、地方都市で暮らす美少女たちを映したフリーペーパー「美少女図鑑」の新潟版「新潟美少女図鑑」出身でもある。同紙はこれまでにも、二階堂ふみ(「沖縄美少女図鑑」)、桜井日奈子(「岡山美少女図鑑」)といった人気女優を輩出してきたが、また1人、注目株が現れた。
欅坂46の渡邉理佐らとともにこれからの「non-no」を背負うモデルと注目を浴びる彼女。2018年には出身地である新潟を舞台にした主演作『いつも月夜に米の飯』の公開も控えるなど、ますます目が離せない存在となりそうだ。【トライワークス】
作品情報へ