『ワンダーウーマン』ガル・ギャドット出演ボイコットは誤報!第2作公開が早まる

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『ワンダーウーマン』ガル・ギャドット出演ボイコットは誤報!第2作公開が早まる

世界で興行成績900億円を突破したヒット作『ワンダーウーマン』(17)の主演女優、ガル・ギャドットが彼女の提示する条件に応じなければ第二作目への出演を拒むと言っているという噂をPAGE SIXが報じ、先週末米国のメディアを騒がせた。

PAGE SIXが報じた彼女の条件とは、現在女優のオリビア・マンやナターシャ・ヘンストリッジなどにセクハラの告発を受けている、映画監督でプロデューサーのブレット・ラトナーと同作の関わりを断つ、というもの。

『ワンダーウーマン』は、確かにブレット・ラトナーの製作会社であるラットパック・デューンが一部出資している。強い女性を描く『ワンダーウーマン』の主演女優が、そのような主張をするのは納得がいくと、当初このニュースは米国のテレビなどでも取り上げられていたが、この事に関してワーナー ブラザースは否定しており、ガルのパブリシストもノーコメント。結局この噂は事実である可能性が低い事が明らかになった。

Deadline.comによると、ガルはすでに『ワンダーウーマン』の第2作の出演が決定しており、今週末も監督のパティ・ジェンキンスと共に仲良く映画芸術科学アカデミーのイベントに参加したそうだ。

そもそもブレット・ラトナーは『ワンダーウーマン』でプロデューサーという肩書きでは無く、彼の製作会社のラットパック・デューンとワーナー ブラザースの契約も来年4月で終了する予定。そのため『ワンダーウーマン』第2作に出資をする事自体、確定していないのだとか。

そして13日『ワンダーウーマン』の第2作は当初予定されていた2019年12月13日から約1か月半早まり、11月1日に公開されることになったと発表された。

公開を早めたのは『スター・ウォーズ:エピソードIX(仮題)』と時期をずらし、競争を避けるためのようだ。

ガル出演拒否のニュースは、セクハラ騒動に敏感になっているハリウッド業界の早とちりだと思われる。期待の『ワンダーウーマン』2作目の製作は、ガル・ギャドット主演で着々と進められているようだ。

文/小池かおる

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