宇宙人役でもキュート!エル・ファニングはハリウッドでいちばん忙しい19歳?
透明感のある“少女性”で、スクリーンの内外で注目を集めてきた人気若手女優エル・ファニング。『SOMEWHERE』(10)や『SUPER 8 スーパーエイト』(11)に出演したローティーン時代より、着実にキャリアを積んできた現在19歳の彼女だが、ここに来ていよいよ本格的な“女優としての”ブレイクの予感だ!
魅力が炸裂!17年は怒涛の出演ラッシュ
2017年には5本もの作品が日本で公開されたエル。モデル界の闇を描いたダーク・サスペンス『ネオン・デーモン』(16)に始まり、狂信的なキリスト教信者に扮したベン・アフレック監督作『夜に生きる』(17)、声を担当したアニメーション『フェリシーと夢のトウシューズ』(16)、年下の幼なじみを惑わす少女を好演した秀作『20センチュリー・ウーマン』(16)と、チャレンジングな作品に多く挑んできた。
そんな今年のエルを締めくくる最新主演作は、一風変わった青春ラブストーリー『パーティで女の子に話しかけるには』(12月1日公開)だ。監督は、カルト映画の名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(01)を手がけたジョン・キャメロン・ミッチェル。1977年のロンドン郊外で、冴えないパンク少年のエンと異星人の女の子のザンが出会い、「大人のルールに従いたくない」と48時間という限られた時間で逃避行に繰り出す。
エル演じるヒロインのザンは見た目は普通の女の子だが、地球の常識をまるで知らず、エンを巻き込み自由を思いっきり満喫する。廃屋に忍び込んだり、壁に落書きしてみたり、飛び入りのパンクバンドでシャウトしたかと思えば、いきなりエンの顔をなめる妙な求愛行動をとったりと満面の笑みでやりたい放題。くるくると表情を変える“宇宙系女子”のエルから目が離せなくなること間違いなしだ!
18年もエル出演の話題作が続々と公開!
2018年もエルの勢いは止まらない!トランスジェンダー役に挑戦した『アバウト・レイ 16歳の決断』(2月3日公開)を皮切りに、ソフィア・コッポラ監督作として期待高まる『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2月23日公開)、さらにウディ・アレン監督の『A Rainy Day in New York(原題)』(2018年米公開)などの話題作が目白押しなのだ。
コケティッシュなフェイスとスレンダー体型という華やかな容姿に、演技力も加味され、一癖ある著名な監督たちからも引っ張りだこのエル。今年の“エル納め”となる本作で、唯一無二の魅力を放つ彼女を味わってほしい!
文/トライワークス