「ロックマン」「鬼武者」の人気ゲームクリエイターが実写映画監督に初挑戦!
1987年にファミコンでリリースされたアクションゲーム「ロックマン」。ステージ順序選択システムや、特殊武器を駆使しボスキャラたちを倒す痛快さ、そして愛嬌ある登場キャラが人気を博し、現在までに各ハード累計120作超の作品が作られた。そんな人気シリーズを生み出したのが、ゲームメーカー「カプコン」所属の人気クリエイター・稲船敬二氏だ。
同作のほか、金城武や故・松田優作を主人公に取り込んだ「鬼武者」シリーズも手掛け、ファンに“稲船大魔神”と称され親しまれる稲船氏がこのたび、自身がプロデュースしたゲーム「デッドライジング」を『屍病汚染 DEAD RISING』(WEB他で10年公開予定)として実写映画化。脚本と監督に初挑戦した。
「デッドライジング」は、閉鎖されたアメリカのショッピングモールを舞台に、モール内の商品(アイテム)を駆使し、画面を覆う無数のゾンビと戦い、72時間のタイムリミットを生き抜く“ゾンビ・パラダイス・アクション”で、ジョージ・A・ロメロ監督の映画『ゾンビ』(78)をリスペクトしたゲーム。『屍病汚染 DEAD RISING』は、このゲームをベースに、舞台を日本に置き換え実写化したものなのだ。
TVドラマ「特上カバチ!!」に出演の矢崎広と15歳の新星・吉田大輝が演じるシンとジョージの兄弟が、ゾンビ化する“屍病”感染が広がり隔離された街を舞台にサバイバルを繰り広げる。2人のほかにも「ROOKIES」の尾上寛之、『ゴールデンスランバー』(09)など数々の映画に出演の渋川清彦、さらにヒロインとして舞台で活躍の女優・安藤聖らが出演している。
現在、公式サイトで予告編が公開中で、アクションゲームのようなFPS型視点(ファーストパーソン・シューティング=一人称視点)を駆使した映像と、ゲームに負けないバイオレンス描写がスリルを煽る内容になっている。ちなみに今秋9月2日(木)には、ゲームの第2弾がPS3とXbox360向けに発売予定。映画はXbox360(R)で先行配信された後、年内にWEB及びその他の媒体で公開の予定だ。ゲームクリエイターがバイオレンス映画に新風をもたらすか? その動向に注目しておこう!【トライワークス】