Q・タランティーノが「スター・トレック」新作を監督!?
「キル・ビル」シリーズ、『イングロリアス・バスターズ』で有名なクエンティン・タランティーノが「スター・トレック」シリーズ第4弾に参加する可能性があると、ハリウッド・レポーターなどが報じている。タランティーノ監督は「スター・トレック」に関する独自のアイディアをJ・J・エイブラムスに提案し、お互いのアイディアをあわせた脚本をパラマウントに持ちかけようとしているらしい。そしてタランティーノ監督は、この作品の監督を自ら手がける意向も見せているという。
J・J・エイブラムスは映画版『スター・トレック』(09)と『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)の監督を手がけ大ヒット。2016年に公開されたジャスティン・リン監督の『スター・トレック BEYOND』にも、プロデューサーとして関わってはいるが、現在は事実上「スター・ウォーズ」シリーズの監督に転向している。
一方タランティーノは、監督作品としては9作目となる、カルト集団「マンソン・ファミリー」の殺人事件を扱う映画を現在製作中だ。最新のニュースによると、同作ではマンソン・ファミリー事件は映画の背景としてだけ描かれ、メインは映画界進出を狙うテレビ俳優の物語になる予定だと報じられている。
主演俳優はトム・クルーズ、ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオらの有名俳優の配役が噂されているが、まだ未定。マンソン・ファミリーに殺害されてしまう女優シャロン・テート役には、マーゴット・ロビーの配役が検討されているそうだ。本作は2018年中旬に撮影され、2019年8月9日に公開される予定。
独特のスタイルを持つ事で知られるタランティーノ監督だが、実は1960年代のオリジナル版テレビシリーズの大ファンだとも公言している。もし「スター・トレック」最新作の監督に決まれば彼の作風でこのシリーズをどのように導いていくのか、映画ファン注目の作品となりそうだ。
LA在住/小池かおる