超巨大な“桜田門”セットが水戸に出現!規模はなんと東京ドーム1個分
大河ドラマ「龍馬伝」でも描かれている動乱の時代・幕末。この時代を象徴する大事件であり、明治維新のきっかけになったとも言われている“桜田門外の変”が、大沢たかお主演の歴史大作『桜田門外ノ変』となって、今秋、全国公開される。本作の撮影ため、茨城県水戸市にはなんと東京ドーム1個分という巨大オープンセットが建てられ、江戸城桜田門外周辺の町並みが丸ごと再現されたのだ。
そもそも“桜田門外の変”とは、アメリカの外圧に屈して開国を決め、安政の大獄などで尊王攘夷派の弾圧を行った大老・井伊直弼が、1860年3月に水戸と薩摩の浪士らに江戸城桜田門外で暗殺された事件のこと。今回のオープンセットの建設は、昨年が水戸藩の開藩400年目という節目に当たり、茨城県が映画の撮影に全面協力してくれたことで可能になったという。
ちなみにこちらのセットには、建築費用が約2億円、敷地面積が約1万3000平方メートルという莫大な予算と土地が使用されており、同県の人々から多くの期待が寄せられている作品であることをうかがい知ることができる。また、主演の大沢も「初めてこのオープンセットを見た時には、“水戸市ってすごいな”って純粋に驚きました」と、セットの壮大さに感嘆のコメントをこぼしている。
ちなみに、映画のハイライトとなる桜田門外での襲撃シーンは、降り積もる雪を再現するため70トンもの“寒水石”という特殊な石を用意。これを削ってセット中に撒くことで、襲撃時の様子をリアルに表現することに成功している。映画がどこまで、この事件を再現できているのか“体感”するために、今から“桜田門外の変”について勉強しておくのもいいかもしれない。【トライワークス】
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