80歳目前のジェーン・フォンダ、驚異的な若さの秘訣は政治活動!?

今月21日に80歳の誕生日を迎える女優のジェーン・フォンダが、自身の運営するチャリティ団体で募金イベントを行い、100万ドル(約1億1350万円)もの資金を集めたと報じられた。

女優業では2度のオスカー受賞歴を持つジェーンだが、政治活動家としての顔もよく知られている。今回寄付金を募った慈善団体は、1995年にジェーンが自ら設立した組織だ。10代での望まない妊娠と、それに伴う貧困が問題視されていた米・ジョージア州で、10代の妊娠防止と青少年の健康推進を目的に掲げ、現在も活動を続けている。

同団体の募金イベントに現れたジェーンは、80歳どころか60代にも見えないほどの若々しい姿。姿勢よく紫色のパンツスーツを着こなすジェーンからは、“80歳のおばあちゃん”を感じさせる部分はどこにも見当たらない。どう見ても、現役で重責をこなすキャリア・ウーマンのたたずまいだ。

ジェーンはヴァニティ・フェア誌にこう語った。「我が国には、女性大統領が誕生すると思ってた。そして私は（老齢になって）、ガーデニングでも始めてるんじゃないかしら？って思ってた。闘争の現場に戻ってくるなんて、思ってもいなかったわ！」

ジェーンの政治活動は、ベトナム戦争時の反戦運動に始まり、男女平等の推進、ネイティブ・アメリカンの人々への支援、イラク戦争への反戦活動、地球温暖化対策への参画など、多岐にわたっている。高齢者と呼ばれる年齢でも、他人に助けを借りるどころか、未だに他者を助ける側として働き続けるジェーン。社会変革への情熱を燃やし続けることが、ジェーンの若さの秘訣なのかもしれない。

UK在住/シャオ