「あの花」の脚本家・岡田麿里が監督デビュー!成長が止まった少女の切なすぎる“愛”を描く感動巨編

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「あの花」の脚本家・岡田麿里が監督デビュー!成長が止まった少女の切なすぎる“愛”を描く感動巨編

社会現象を巻き起こしたテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」をはじめ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」や『心が叫びたがってるんだ。』(15)など、独特の台詞回しと繊細な心理描写でアニメファンはもちろんのこと、それまでアニメに興味がなかった人さえも魅了してきた脚本家・岡田麿里。

2017年には『暗黒女子』『先生!、、、好きになってもいいですか?』の2作で実写映画を手がけた彼女が2018年、今度は初監督に挑戦するのだ。その作品は、彼女がこれまで「true tears」や「花咲くいろは」など、代表作と呼べる作品でタッグを組んできたP.A.WORKS制作の最新作『さよならの朝に約束の花をかざろう』だ。

人里離れた土地に静かに暮らすイオルフ族の少女・マキア。彼女たちイオルフ族は10代半ばで外見の成長が止まり、その後数100年の寿命を持ち“別れの一族”と呼ばれていた。ある時、イオルフの長寿の血を求めて攻め込んでくるメザーテ軍。マキアはその混乱の中、仲間も帰る場所さえも失ってしまうのである。そして彼女は、両親を亡くした赤ん坊・エリアルと出会う。

今年7月に発表された本作のティザービジュアルでは、夕陽に照らされた草原の中を走る少女と幼い少年の後ろ姿が描かれていたが、このたび解禁された新たなポスターでは、主人公であるマキアと、青年へと成長したエリアルの横顔が描かれる意味深なデザインに。

また、併せて解禁となった予告編では「誰も愛してはいけない」という掟のもと平穏に暮らすイオルフ族に突如訪れる動乱の様子、そしてエリアルとの出会いが描き出されていく。この90秒の中でも、少女のまま見た目の変わらないマキアを残して成長していくエリアルの姿が感じ取れ、なんとも切ない仕上がりになっている。

さらに、錚々たる豪華声優陣も同時に解禁。主人公マキアを演じるのは今年デビューを果たし、現在放送中のアニメ「クジラの子らは砂上に歌う」でヒロインの声を担当している石見舞菜香。さらに入野自由や茅野愛衣、梶裕貴、沢城みゆき、細谷佳正、佐藤利奈、日笠陽子、久野美咲、杉田智和、そして平田広明ら、実力派声優が一堂に集結。

しかも、主題歌は同じく「クジラの子らは砂上に歌う」のED曲でメジャーデビューを果たしたrionosの新曲「ウィアートル」に決定し、その繊細な歌声が作品世界に花を添える。これは期待以上の感動作となりそうだ。『さよならの朝に約束の花をかざろう』は、2018年2月24日(土)より公開。

文/久保田和馬

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