HKT48と映画監督たちが初タッグ!「魅力的で料理し甲斐がある」
12月27日発売のHKT48の1stアルバム「092」。その映像特典として企画されたのが、48人の監督が全メンバー48人それぞれのために短編を撮り下ろした「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」。12月15日に行われた先行上映会後に、登壇したメンバーの宮脇咲良、兒玉遥、松岡はな、監督の清水崇、横浜聡子、池田千尋による座談会を急遽開催。舞台挨拶では語れなかった貴重なエピソードも飛び出した!
朝から黒塗りのアマゾン少女役は恥ずかしかった!?
――監督のみなさんに伺いたいのですが“HKT48のメンバーで誰を撮影するか?”は事前に決まっていたのですか?
横浜「はい。私の作品は最初から兒玉さん主演と決まっていました」
池田「私は『どのメンバーがいいか希望を出してほしい』と告げられ、(松岡)はなちゃんを第一希望にしたら、そのまま決まりました」
松岡「(笑顔で拍手しながら)ありがとうございます!」
清水「僕はたぶん、誰も宮脇さんを希望してなかったから、回ってきたんじゃないかな(笑)」
宮脇「え!そんなことないですよ!(笑)」
――作品を撮られた際、注力した点はどこでしょう?
清水「HKT48の全員の顔と名前が一致するほど存じてはいなかったので、宮脇さんについて調べているうちに、19歳で、仕事で勉強もあり、他のメンバーは友達でありながらもライバルとして意識していて…ということがわかってきました。普通の女の子でありながら、だんだんと別の一面も見えてきたり、葛藤していく。そんなドラマが撮れたらと思いました」
横浜「私は普段(兒玉が)ファンの方に見せているのとは違う、おとぎ話じゃないけど、夢みたいな話をできたらな…と思いました」
――兒玉さんはメイクもばっちりして“奥アマゾンからやってきた少女”を演じられていかがでしたか?
兒玉「(建設中の)新国立競技場の近くで道行く人からジロジロ見られながらの撮影で、恥ずかしかったです(笑)」
横浜「朝8~9時頃だったんですけど、誰も兒玉さんって気付かないんですよね(笑)」
清水「横浜監督とプロデューサーが一緒だったので、噂には聞いてました。兒玉さんを黒く塗ってると(笑) しかも、日本語がしゃべれない役だって。かなり入り組んだ話にしたのに、自分のほうがまともでした(笑)」
――出演した3人は他のメンバーの作品を見ているんですか?
宮脇「私と(兒玉)遥は撮影が遅くて、撮影を終えていた(松岡)はなちゃんの作品は見ました。演技が思ったよりも上手でビックリしました」
松岡「へへへ(笑)。ファンの方からMVの演技シーンでダメ出しされることもあるので、すごく緊張しました」
池田「最初は『芝居はこうやって…』と演技指導していたのが、最終シーンを撮るころには何も言われなくてもできてるんですよ。ちゃんと役の顔になっていて、すごいと思いました」
アイドルは料理し甲斐のあるコばかり!
――3人以外のメンバーの作品でオススメは?
松岡「村重(杏奈)さんのはすごく面白かった」
宮脇「長回しで撮影していて、それにビックリしました。掛け合いがコントみたいで、彼女に合ってる感じの作品になっていて楽しかったです」
――今回の撮影はメンバーにとって貴重な体験だったと思いますが、監督たちにとってもいい刺激となったのでは?
横浜「新たな発見というか、自分の思うアイドル像があるとしたら、もちろんそうじゃない部分も持っている訳で、そういう部分を見つける作業が面白かったんですよね。またアイドルと組んで撮ってみたいですね」
池田「私は(乃木坂46とか)アイドルの方とお仕事をする機会が多いのですけど、とにかく魅力のあるコが多く料理し甲斐もあるので、これからも携わっていきたいです」
清水「秋元(康)さんから数打ちゃ当たるって手法を教わった気がします(笑)。いろんな人とまた組んでみたいけど、宮脇さんと何か生み出せたら…。例えば、黒く塗ったりとか(笑)」
取材・文/トライワークス