英国アカデミー賞授賞式に、初の女性司会者が抜擢!

映画ニュース

英国アカデミー賞授賞式に、初の女性司会者が抜擢!

米国のゴールデン・グローブ賞に続き、来月18日は英国アカデミー賞映画部門の授賞式が行われる。女性運動一色に染まったGG賞の影響を受けてか、本年度の英アカデミー賞授賞式では、史上初となる女性司会者の登用が話題となっている。

大抜擢を受けたのは、女優のジョアンナ・ラムレイ。代表作は、BBCで1992年から放送されたコメディドラマ「アブソリュートリー・ファビュラス」のパッツィ役だ。同ドラマは11年間に渡ってシリーズ放映され、2016年には出演した映画『ザッツ・ファビュラス!』も公開された。

同ドラマで主役の1人を演じたジョアンナは、現在71歳。昨年度の英アカデミー賞テレビ部門で、特別功労賞を受賞したばかりだ。功労賞受賞時のジョアンナのスピーチが喝采を受けたことが、今年度映画部門の司会に選ばれたきっかけだったという。

昨年度の受賞時、壇上に上がったジョアンナは興奮した様子で、「私たち役者は、金の馬車に乗せてもらい、深夜のぬかるみの道を走っています。ライトを当ててもらい、衣装と化粧とスピーチをお膳立てしてもらい、スタントを使って自分たちをより良く見せたりも。運転してくれる人、着飾らせてくれる人、食事を準備してくれる人もいて…そう、食事はものすごく大事!」と、大げさな身振り手振りで冗談を交えてスピーチした。自分たち役者がほめられることがあれば、それは役者以外の全てのスタッフの功労であると強調し、場内から大きな拍手を受けた。

先日のゴールデン・グローブ賞の授賞式では、性暴力やセクハラへの抗議表明として、全身黒の衣装を身に着けた出席者がほとんどだった。先日BBCの朝番組に出演したジョアンナは、この件に関して「今年の英アカデミー賞でも、黒一色になるかもしれないわね。だけど私は、皆が着たいものを着て構わないと思っているの。いずれにしても、どんな風になるのか楽しみね」と語っている。

UK在住/シャオ

作品情報へ