内山昂輝がセクシャル&バイオレンスな『DEVILMAN』の過激表現に「最高だぜ!」
永井豪による伝説的漫画を現代によみがえらせたNetflixオリジナルアニメ『DEVILMAN crybaby』の全世界配信記念トークイベントが1月19日に新宿バルト9で開催され、内山昂輝、村瀬歩、潘めぐみが登壇。Netflixだからこそ表現できた過激シーンについて、内山が「最高だぜ!」と笑顔で感想を語った。
漫画史に残る不朽の名作「デビルマン」を湯浅政明監督がアニメ化した本作。原作のラストまでを初めて映像化した。
不動明を演じた内山は「いつもは(収録以外の日々も)どっぷりと侵食されるタイプではないんですが、録っている時期は沈んでいました」と過酷な運命を背負う役を演じる上では、気持ちが落ち込むこともあったそう。1話で内山は、変化する前の気弱でかわいらしい明としての演技も披露しているが、村瀬が「しんどそうだった」と暴露。内山は「バラすなよ!」と慌てたものの、村瀬は「かわいかったよ。内山昂輝の“かわいい成分”を感じ取った」と楽しそうに語っていた。
飛鳥了を演じた村瀬は「外からは表情は変わらないように見えるけれど、うちでは感情が動いている」とキャラクターの複雑さを噛み締めた。アフレコ時には「明、遅いな」との台詞が印象的だそうで、「『彼氏を待つ彼女のような気持ちで演じて』と言われた。男なんだけどな!」とこぼすと、会場も大爆笑だった。
また牧村美樹役の潘について、内山は「あのキャラが嫌味にならなかった。ポジティブ感を出してきても成立しているのがすごい」と大絶賛。潘は「二人は大変だったと思うけれど、私はそうではなくて。辛い、悲しいという気持ちもあったけれど、最後にはいろいろな役割が果たせたような気がしてしまった。明が了に立ち向かっていくきっかけになれた」と美樹そのもののような気持ちを明かすと、内山も村瀬も「これですよ!美樹ちゃん感ある!」と感心しきりだった。
セクシャルな描写やバイオレンスシーンなど、Netflixだからこそできる表現を追求したことでも話題の本作。内山は「これだけ振り切った表現に参加できるというのは気持ちよかった」と充実の表情。司会から「ヤバイものを作っている感覚はあった?」と聞かれると、「最高だぜ!っていう感じ」とニヤリとして会場を沸かせていた。
『DEVILMAN crybaby』は、Netflixにて配信中。
取材・文/成田 おり枝