実写版『ママレード・ボーイ』、原作ファンが最も愛したキャラクター・秋月茗子役がついに発表!
吉住渉原作の大ヒット少女漫画を、満を持して映画化した『ママレード・ボーイ』(4月27日公開)。つい先日、須王銀太役をEXILEの最年少メンバーである佐藤大樹が演じることが発表されたばかり。そんな本作から、さらなる続報が届けられた。
キャスト発表のたびに大きな反響を集めている本作。小石川光希を“岡山の奇跡”の異名で知られる桜井日奈子が、松浦遊を人気急騰中の若手俳優・吉沢亮が演じることが昨年夏に明かされ、今年に入ってからは個性的すぎる2人の両親(通称:両親S)を中山美穂と谷原章介、檀れいと筒井道隆が演じることと、前述の銀太役が発表されている。
そんななか、原作ファンが気になっていたのは、主人公・光希の親友である秋月茗子を誰が演じるのかということだ。映画化決定と同時に様々な憶測が飛び交っていたこのキャラクターに選ばれたのは、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」や「マッサン」で注目を集めた若手女優、優希美青だ。
第37回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを獲得した彼女は、映画初出演となった『空飛ぶ金魚と世界のひみつ』(13)でいきなり主演に抜擢。その後「ピチレモン」の専属モデルを務めるなど、女優やファッションモデルとして活躍。『ちはやふる-結び-』(3月17日公開)やNetflix制作ドラマ「僕だけがいない街」(配信中)など話題作への出演が相次ぐ、今年ブレイクが期待される女優の1人なのだ。
「最初にお話をいただいたときは『私でいいの⁉︎』と本当にびっくりしました」と、抜擢されたときの心境を振り返った彼女。「すごくうれしくて、撮影が始まるのが待ち遠しかったです。でもそれと同時にとてつもない不安とプレッシャーに押しつぶされそうになりました。茗子を演じることで、役者として大きく成長できた気がします」と全力で役に向き合ったことを窺わせた優希。
そんな彼女に廣木隆一監督も「感性と反応がとても純粋で、すごく良い。女優として成長が見えました」と絶賛のコメント。また原作者の吉住も「原作の茗子の外見イメージとは少し違いますが、落ち着いた雰囲気が茗子っぽいと感じました。名村先生との恋をどう演じてくれてるのか楽しみです」と語る。
光希の良き理解者であり、美人でミステリアスな出で立ちに、複雑な家庭事情を抱える茗子というキャラクターを演じるうえで、最も重要になってくるのは吉住のコメントにもあるように、原作ファンの誰もが心打たれた担任の名村先生とのエピソードだ。優希自身の演技力はもちろんのこと、まだ発表されていない名村役を演じる俳優にも注目が集まる。次のキャスト情報解禁を心して待ちたい。
文/久保田和馬