乙女は歌い、妖怪は守り、魔神は踊る!?『大魔神』TVドラマで大復活
戦国時代、虐げられる民に救いを…という娘の願いに応え、武神像は怒れる大魔神となり悪人へ怒りの鉄槌を下す――。1966年に公開された、大映(現・角川映画)特撮時代劇『大魔神』が、4月2日深夜、TVシリーズ「大魔神カノン」として復活する!
時は現代。悪霊“イパダダ”を封じるべく活躍する、正義の妖怪“オンバケ”たち。そんなオンバケでも大きな慈悲の心を持つのが巨大な“ブジンサマ”(大魔神)。眠りにつくブジンサマを復活させるには、乙女が捧げる祈りの歌=人間の少女カノンの歌が必要だった。
「仮面ライダークウガ」などを手掛けた高寺重徳プロデューサーの下、製作費10億円を投じ、精鋭スタッフが結集。アクション、特撮、ドラマ、歌と至れり尽くせりな内容の同作。主人公・巫崎カノン役は、1000人超のオーディションより選ばれた新人・里久鳴祐果。彼女と運命的に出会うオンバケ・タイヘイ役に『フラガール』(06)、ドラマ「天地人」(09年、NHK)などで活躍の眞島秀和。さらに先日「仮面ライダーW」(テレビ朝日系)にも出演した長澤奈央、『戦慄迷宮3D』(09)などの山中崇、人気モデルの森豪士らが個性的なオンバケを演じる。
そしてブジンサマの声を『千と千尋の神隠し』(01)など宮崎アニメで声優を務め、歌手としても活躍の上條恒彦が担当。劇中では歌声も披露するという。
第1〜2話では、歌手を目指すも厳しい現実に翻弄されるカノンとタイヘイの出会い、イパダダとオンバケの戦い、そしてブジンサマの伝説、と早速見どころ満載だ。
新たな設定ながらも、祈る乙女と怒る魔神という世界観をキッチリ踏襲。『妖怪大戦争』(68)のような大映作品テイストも込められた期待の特撮ドラマは、4月2日(金)深夜よりテレビ東京系でスタート(地域により放送日時は異なる)。見逃すことなかれ!【トライワークス】