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“小動物系”中村倫也が見せる新境地!危険な色気が漂う『孤狼の血』場面写真をチェック

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“小動物系”中村倫也が見せる新境地!危険な色気が漂う『孤狼の血』場面写真をチェック

柚月裕子の同名ベストセラー小説を『凶悪』(12)や『日本で一番悪い奴ら』(16)で知られる鬼才・白石和彌監督が、役所広司と松坂桃李らギラギラした男たちを揃えて映画化した『孤狼の血』(5月12日公開)。中村倫也演じるアウトローな暴力団構成員・永川恭二の場面写真が解禁となった。

本作は暴力団対策法成立直前の昭和63年の広島県呉市を舞台に、県警本部から所轄署に配属された若き刑事・日岡が、暴力団との癒着が噂されるベテラン刑事・大上の常軌を逸した捜査に翻弄されながら暴力団同士の抗争に巻き込まれていく物語。

深作欣二監督の「仁義なき戦い」シリーズをはじめとした“東映実録やくざ映画”の雰囲気を継承した硬派な出来栄えに、早くも関係者から大きな注目を集めている本作。その中で中村は、伊吹吾郎演じる尾谷憲次が率いる“尾谷組”の構成員の一人を熱演し、激しい気性で役所演じる大上に睨みをきかせたり、敵対する組とぶつかっていく。

中村といえば『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』(15)では教育実習生役を演じ『日本で一番悪い奴ら』では綾野剛演じる主人公の刑事を演じるなど、白石監督とはこれで3度目のタッグとなる。これまでは控えめな役柄が多かった彼だが、本作でそのイメージを払拭。危険な色気を醸し出す“狂犬”へと変貌を遂げたのだ。

今回解禁された場面写真では、ギラついた目つきで拳銃を構える姿であったり、電話ボックスの中に座り込んでタバコを吸う姿が映し出されている。そんな新たな一面に中村自身も「こんな小動物みたいな顔した自分に務まるのか不安でした」とコメント。

中村の新たな魅力、そしてスクリーンいっぱいに広がる男たちの熱気をじっくりと堪能していただきたい。

文/久保田和馬

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