乙葉&NON STYLE・石田明が両親役!『ボス・ベイビー』吹替版の完成報告会にメインキャストが集結
現地時間3月5日(月)に発表される第90回アカデミー賞で長編アニメーション賞にノミネートされている『ボス・ベイビー』(3月21日公開)日本語吹替版の完成報告会が7日に都内で行われ、豪華吹替キャストが登壇した。
すでに発表されているボス・ベイビーを担当するムロツヨシ、兄のティムを担当する芳根京子、2人の両親が勤める会社の上司を担当する山寺宏一に加え、この日の会見で新たに両親の声を担当する乙葉と、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が発表された。
ママ役を務める乙葉といえば、藤井隆とのおしどり夫婦ぶりが有名で、2015年には「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。「子供が赤ちゃんの頃は10年前なので、いっぱいいっぱいで必死になっていたことを懐かしみながら楽しんでアフレコしました」と振り返った乙葉は、劇中で子供を寝かしつけるために歌を歌うシーンについて「お家で家族に練習を付き合ってもらった」と明かし、隣にいたムロは思わず「いい家族だなあ」と呟いた。
一方で、乙葉の夫・藤井の事務所の後輩にあたる石田は、先日双子の女児が生まれたばかりの新米パパ。「まだ子供が6か月なので、劇中で『おむつ!』って叫ぶときの必死感はリアルなやつです」と明かしながら「何故僕がシークレットキャストにされていたのか理由がわからない」と笑いを誘った。
そんな中、主人公ボス・ベイビーを演じるムロと、兄のティムを演じる芳根は共に吹替初挑戦。予想外の設定に驚いたことを語り「芳根さんに少年の役はどうなんだろうと思ったけど、すごく合っていて、やっぱり芳根京子はまだ伸びるなと感服しました」と、ムロは以前2人が共演した『幕が上がる』(15)での役柄を彷彿とさせるようなコメント。同作では演劇部の顧問と生徒の役で共演していた。
また芳根は「初めてのことで不安だったので、皆さんに教えてもらいながらやりました」とコメント。“1日1ボス・ベイビー”を掲げて毎日アフレコの練習をしていたことを明かし、ムロとの再共演には「すごく楽しくて、途中で笑ってしまうことが何回もありました」と振り返った。
そんな2人の演技を、声優界の大御所・山寺宏一は「素晴らしかったです」と絶賛。そしてムロには「日本一面白い俳優です。ムロさんのセリフに合わせて映像作ってもらいたかったぐらい」とコメントし、芳根には彼女が主演を務めている月9ドラマ「海月姫」にハマっていることを明かしながら「これからどんどん声優やられるんじゃないかと思うくらい最高でした」と太鼓判を押した。
取材・文/久保田和馬