片山萌美の足を舐めまくりのでんでんが大暴走「足の指の間の味が微妙に違う」
『桜ノ雨』(15)のウエダアツシ監督が、耽美派の文豪・谷崎潤一郎の小説を原案に映像化した『富美⼦の足』の初日舞台挨拶が、2月10日にテアトル新宿で開催。片山萌美、でんでん、淵上泰史、福⼭翔⼤、ウエダアツシ監督が登壇した。片山は「映画の半分以上が足を舐められているシーンで、緊張してました」と笑顔で告白。
本作はウエダ監督のほか、『下衆の愛』(15)の内田英治、『オー!ファーザー』(13)の藤井道人という気鋭の若手映画監督3人が、谷崎潤一郎の小説3作品を原案に、現代劇3本を撮った「TANIZAKI TRIBUTE」の中の1本。『富美子の足』は、片山萌美を主演に迎え、足へのフェティシズムを描く。
片山は足を舐められるということで、足のケアを心がけたと言う。「足をフィーチャーして撮っていただくので、ネイルサロンも初めて行ったし、足のマッサージに行ったり、足の傷も直すようにしました」。
片山の足を舐めまくる役のでんでんは「鏡の前で、舌を動かす練習をしました。足の親指と第二指、第二指と第三指、第三指と第四指、第四指と小指の間が、微妙に味が違うということがわかりました。私は芝居を忘れてめちゃくちゃ舐めくり回しました」と言うと会場から拍手が上がる。
ともに足を舐める役だった淵上は、イヌになって「ウー、ワン」と吠える台詞がある。MCに「練習しましたか?」と尋ねられると「いやいや、練習してませんよ。一発で出していきました」と苦笑い。
でんでんはさらに「片山さんは足がきれいなだけじゃないです。ここから見ると、おっぱいが突き出てる。でかいのなんの」と大暴走し、会場は大爆笑。MCが大慌てで「次の質問に」とうながすという一幕もあった。
最後にウエダ監督は、昨今のコンプライアンス問題に触れ「実直に自分の欲望のままに行くのが難しい時代。彼らはどう考えてもド変態ですが、ちょっとなんか羨ましかったり、ときにカッコ良く見えたりもする。信念をもって突っ走る人間って美しいなと感じていただければうれしいです」と締めくくった。
取材・文/山崎 伸子