『チャーリーとチョコレート工場』ウォンカさんを題材にした映画、『パディントン』監督に決定?
1964年に発表されたロアルド・ダール著の小説「チョコレート工場の秘密」を基にしたストーリーが、ワーナー・ブラザースによって再び映画化される。
1971年にジーン・ワイルダーが主演した『夢のチョコレート工場』として映画化され、2005年にはティム・バートンが監督、ジョニー・デップがウィリー・ウォンカを演じた『チャーリーとチョコレート工場』が公開された。今回映画化される作品は、リメイクやリブートではなく“ウィリー・ウォンカ”に焦点が当てられる新しい作品になるそうだ。
米ハリウッド・レポーター誌の報道によると、同作の監督に「パディントン」シリーズのポール・キングが抜擢される可能性が高いそうだ。キング監督とワーナー・ブラザースは現在契約交渉の最終段階だという。
映画のストーリーを執筆しているのは、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』(15)の脚本に携わった小説家のサイモン・リッチ。プロデューサーには「ハリー・ポッター」や「パディントン」シリーズを製作したデヴィッド・ハイマンが決まっている。
ワーナー・ブラザースは『パディントン2』で全世界興行成績2億ドルという大ヒットを記録したキング監督によって、シリーズ化できる“ウィリー・ウォンカ”の映画を期待しているようだ。
一方でワーナー・ブラザースは、ロアルド・ダール著のもう一つの小説「魔女がいっぱい」の映画化も企画しており、こちらは『シェイプ・オブ・ウォーター』(日本3月1日公開)のギレルモ・デル・トロが脚本を手がけ、複数の監督が興味を示しており、最新ニュースではロバート・ゼメキスの名前が監督として有力視されている。
ポール・キング監督のウォンカの物語では、誰がウォンカを演じることになるのかも、今後のニュースが楽しみだ。
LA在住/小池かおる