北原里英「AKBの衣装は裏地もしっかり」主演映画のドレス事情明かす
NGT48およびAKB48グループからの卒業を発表した北原里英が主演を務める映画『サニー/32』の初日舞台挨拶が2月17日に新宿バルト9で開催され、北原里英、ピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、白石和彌監督が登壇。北原が「いつもよりもだいぶ薄っぺらい衣装だった」と劇中で着たドレスについてぶっちゃけ、会場を笑わせた。
本作は、ある事件の殺人犯を“サニー”と呼び神格化する二人の男たちに拉致監禁される女性・赤里(北原)の姿を描くサスペンス。撮影は冬の新潟で敢行され、男たちにいたぶられて変貌していく役柄を体当たりで熱演した北原は「この映画の話が生まれてからは3年半が経っている。長い年月がかかった分だけ愛情のある作品。今日を迎えらえてうれしいですし、さびしい思いもあります」と感慨を語った。
劇中では、赤里が犯人にピンクのドレスを着せられるシーンがあるが、犯人のひとりを演じたリリーは「あんなにペラペラな衣装を着せられたことは、1回もないでしょう?あれはたぶんドンキホーテで400円で売っているやつ」と衣装の安っぽさに触れると会場も大爆笑。
北原は「確かにAKBの衣装は裏地もしっかりしているので、いつもよりもだいぶ薄っぺらい衣装だった」とぶっちゃけつつも、その安っぽさがむしろリアルさを生み出していることに言及し、「それは瀧さんとリリーさんのおかげだなと思いました」と犯人コンビの深みある演技に感謝しきりだった。
リリーは「ヒョウが降っているような新潟で、あのペラペラの衣装で生足でウロウロしていましたからね。俺と瀧なんて着込んでいても乳首がカチカチに立ってたもんね」と北原の姿勢を絶賛。さらに「北原さんに捨て身でお芝居をすることに対する情熱、気概を見せていただいた」、ピエールも「立派だった」と感心しきりだった。
取材・文/成田 おり枝