ミシェル・オバマも絶賛!『ブラックパンサー』が全米記録を次々更新
米国で大ヒット中のマーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー』(3月1日公開)が、次々と全米の興行記録を塗り替えている。米Varietyによると、金曜日から月曜日の4日間の北米での興行収入が約2億4200万ドル(約259億円)を突破したそうだ。これは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)の約2億8800万ドルに次ぐ歴代2位に位置する。
週末3日間の興行収入は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)の約2億4700万ドル、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(15)の約2億2200万ドル、『ジュラシック・ワールド』(15)の約2億800万ドル、『アベンジャーズ』(12)の約2億700万ドルに続き、歴代5位にあたる約1億9200万ドルを記録。
公開された週末が4連休で、月曜日が連邦休日(ワシントン誕生日)だったこともあり、月曜日の北米興行収入合計は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(4010万ドル)を超える史上最高の4020万ドルを記録した。
数字でも明らかな本作の人気の秘密は、迫力のある映像とアクション、そして今までのスーパーヒーロー作品には無かった深い社会的メッセージだろう。現地の観客の間では、有色人種コミュニティや、辛口の批評をするコミックファンからも絶賛されている。
『ブラックパンサー』は映画評価を集積したサイトRotten Tomatoesで、現在『オズの魔法使い』(39)を超して「史上最高の映画リスト」のトップに躍り出るほど、評論家たちからも好評の作品だ。
さらにはミシェル・オバマ元大統領夫人も、映画鑑賞後自身のツイッターで「『ブラックパンサー』のみなさん、おめでとうございます!みなさんのおかげでやっと若者たちが共感できるスーパーヒーローを大画面で観ることができます。私も映画がとても気に入りました。この作品はあらゆるバックグラウンドの人々が内なる勇気を見いだし、それぞれの人生でヒーローとなるインスピレーションを与えてくれるはずです」と感銘のメッセージを送っている。
メインキャストを有色人種の俳優たちが固める、新しいスーパーヒーロー映画『ブラックパンサー』の日本公開は3月1日(木)。壮大な世界観と、作品に込められたメッセージを是非劇場で体感してほしい。
LA在住/小池かおる