ホームレスが人生をかけて戦う、もう一つのワールドカップがあった!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ホームレスが人生をかけて戦う、もう一つのワールドカップがあった!

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ホームレスが人生をかけて戦う、もう一つのワールドカップがあった!

開幕までいよいよ約2か月と迫ってきた南アフリカワールドカップ。日本代表の活躍も気になるところだが、06年には南アフリカのケープタウンで、ホームレスしか参加できない“ホームレス・ワールドカップ”がひと足早く開催されていた。ドキュメンタリー映画『ホームレス・ワールドカップ』(5月8日公開)では、その大会の様子をアツく映し出す。

貧困問題を世界中の人々にアピールすると同時に、ホームレスたちに生きる希望を感じとってもらうきっかけとして、01年に発案された同大会。瞬く間にホームレスしか参加できないミニサッカーの世界大会として注目を集め、03年から毎年開催されるようになった。

本作では、48か国、500人ものホームレスが参加した06年のケープタウン大会から、サッカーに貧困からの脱却を託した7人の選手をフィーチャー。『マイアミ・バイス』(06)のコリン・ファレルがナビゲーターを担当し、解決のめどが立たない世界の貧困問題について観客に訴えかける。作品を観た日本代表の松井大輔は「サッカーをプレーする喜び。初心を思い出させてくれた心に染みる物語でした」とその内容を絶賛!

1人1回しか参加できないこの大会をきっかけに、プロやセミプロチームの選手、コーチへの道を見出したホームレスもいるという本大会。彼らが人生をかけた大会だけに、ほとばしる熱気がスクリーンからも感じられるはず。映画館で観られるもう1つのワールドカップにも期待しておこう。【トライワークス】

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