藤木直人、『リメンバー・ミー』の石橋陽彩の歌声は「金メダル」
本年度アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞にノミネートされた『リメンバー・ミー』(3月16日公開)のリー・アンクリッチ監督とエイドリアン・モリーナ共同監督が来日。2月21日にザ・ペニンシュラ東京で来日イベントが開催され、両監督と日本語吹替版のキャスト、石橋陽彩、藤木直人、松雪泰子が登壇した。監督たちへのサプライズ・プレゼントとして、藤木のギター演奏で、石橋陽彩が主題歌「リメンバー・ミー」を歌い上げた。
石橋は「こんなに大勢のお客さんの前だからすごく緊張したんですが、いま終わって、緊張がほぐれました。憧れの藤木さんといっしょに演奏できて、すごくうれしく思っています」とほっとした様子だった。
藤木は「緊張しました。プルプルしてましたから。この5年間で一番緊張したんじゃないかと」と苦笑い。
石橋については「堂々と歌っていてすごいなと思いました」と称え「すごくしっかりしてて、こういう感じはどっかで聞いたことがあるなと思ったら平昌(オリンピック)だと!彼はアスリート。受け答えもすごく大人びている。陽彩くんの歌は金メダルです」と太鼓判を押した。
リー・アンクリッチ監督は感激し「素晴らしかったのでハグさせてください」と石橋を抱きしめ「『リメンバー・ミー』はシンプルそうに見えて、実はすごく難しい曲なんだよね。ありがとうございました!」と大喜びだった。
エイドリアン・モリーナ共同監督も「本当に素晴しいパフォーマンス。おふたりの演奏によって歌のテーマはもちろん、映画のテーマも届いた気がします」と感激しきりだった。松雪も「目の前で聞くことができて感動しました」と笑顔を見せた。
『リメンバー・ミー』は、カラフルな死者の国を舞台に、何世代にもわたる家族のつながりをテーマにした感動作。声優初挑戦の石橋陽彩が主人公・ミゲル役を務めた。また、本作は第45回アニー賞で最多11部門を受賞した。
取材・文/山崎 伸子