デ・ニーロとスコセッシ監督のタッグ、23年ぶりに新作を撮影!

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デ・ニーロとスコセッシ監督のタッグ、23年ぶりに新作を撮影!

映画史に残る名作を数多く生みだしてきたマーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロのコンビが、『カジノ』(95)以来23年ぶりに、9回目のタッグを組む。2019年にNetflixで公開予定の『ザ・アイリッシュマン(原題)』は、スコセッシ監督の元に、デ・ニーロにアル・パチーノ、ジョー・ぺシなど、著名なイタリア系俳優たちが結集したギャング映画。スコセッシ監督の集大成的な作品となるのではと、ファンからの期待が高まっている。

26日、ニューヨーク市内のクイーンズ区内の撮影現場で、スコセッシ監督とデ・ニーロが、ハグとキスを交わし合う姿が目撃された。イタリア系の2人らしい挨拶だが、監督と俳優の特別な絆が感じられる抱擁だ。製作費1億2500万ドル(約132億円)が投じられた今作は、オスカー候補の条件を満たすため、わざわざ劇場公開用の期間も設けられていると言う。

『ザ・アイリッシュマン(原題)』は、チャールズ・ブラントの小説「I Heard You Paint Houses」を元に、『シンドラーのリスト』(93)などで知られる著名な脚本家、スティーヴン・ザイリアンが書き下ろした作品だ。デ・ニーロは、マフィアのヒットマン、フランク・“アイリッシュマン”・シーランを演じる。フランクは、陰でマフィアと手を組み暴利を貪ってきた全米労働組合リーダーの暗殺を命じられる…というストーリーで、曲者のリーダー役を演じるのはアル・パチーノだそうだ。

現場の写真や動画を見ると、酷寒のニューヨークでの屋外撮影の厳しさが伝わってくる。デ・ニーロはニット帽とマフラー、レザージャケットで防寒していたが、見るからに寒さに耐えている表情を浮かべている。現在74歳のデ・ニーロ、そして75歳のスコセッシ監督にとっては、大変な撮影期間となりそうだが、作品の完成を待つ多くのファンのために、身体をこわさずに乗り切ってほしいものだ。

UK在住/シャオ

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