アカデミー賞受賞の『リメンバー・ミー』主題歌は地下鉄の中で45分で完成したものだった!
死者の国へ迷い込んだ少年の冒険を描き、第90回アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞の2冠に輝いたディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』(3月16日公開)。美しいメロディと“家族を忘れない”というメッセージが込められた主題歌は、なんとたった45分でできたものだった…!
「リメンバー・ミー」とは、主人公のミゲルが憧れる伝説のミュージシャン、エルネスト・デラクルスの代表曲。ミゲルは不慮の事故で亡くなったエルネストの生前のビデオを何度も見ては、ギターを手に「リメンバー・ミー」を歌う。
この「リメンバー・ミー」は、『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー」を手がけたロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻によるものなのだが、その完成秘話はまさに驚きの一言!
曲が書くたくてうずうずしていたというロバートは「曲を書こうと決めると、すぐにメロディが浮かんでくる」というまさに作曲の天才。「クリステンはそのメロディを地下鉄に乗っているうちに歌詞を作ってしまったんだ」と語るように、ニューヨークで地下鉄に乗っていた2人は、ブルックリンからマンハッタンへと向かう、たった45分間で曲を完成させてしまったという。
とはいえ、「何か月も前から曲について話し合っていたからできた。音楽を通じて家族がつながれるという思いを込めた」というように、いつもこんな簡単に曲ができるというワケではなさそうだ。
Twitterを通じて歌詞に共感した人からのメッセージをたくさん受け取ったというロペス夫妻は、社会現象になった「レット・イット・ゴー」よりも人々の心に刺さると感じているという。物語のテーマをより強く感じさせる名曲はきっと日本の観客を虜にするはずだ。
文/トライワークス
作品情報へ