『シュレック4』、男性ファッション誌とのコラボで製作側が遺憾と後悔の意を表明!

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『シュレック4』、男性ファッション誌とのコラボで製作側が遺憾と後悔の意を表明!

4月21日から開催される第9回トライベッカ映画祭のオープニングに選ばれ、5月21日から全米公開される『シュレック』シリーズ第4弾『Shrek Forever After』が、男性ファッション誌VMANとコラボ! となれば宣伝効果は絶大のはず。

しかし製作配給元のパラマウント・ピクチャーズとドリームワークスが、同誌に不本意な使用のされ方をしたとして、コラボを組んだことに遺憾と後悔の念を示している。

米テレビ番組アクセス・ハリウッドが報じたところによれば、「パラマウント・ピクチャーズにとって、家族向けであるはずのキャラクターたちが、斬新かつ挑発的なファッションに身を包んだ男女のモデルとともにポーズをとる姿は、想定外だった」そう。

同社の広報が、「我々は、VMAN誌のクリエイティビティを尊重していますが、今回の使用のされ方は、最初の提案とは大きくかけ離れているものです。あとから考えてみれば、このようなファッション誌にキャラクターを提供することを、お断りするべきでした」と、ハリウッド・レポーター紙に声明を出したようだ。

どうやら製作側が期待していたのは、2007年に発売された女性ファッション誌Harper's Bazaaと『ザ・シンプソンズ MOVIE』(07)のコラボだったよう。同企画は、キャンペーンのためパリを訪れたシンプソンズ家族を、スーパーモデルのリンダ・エバンジェリスタがパリコレに案内するというもの。アメリカの中流階級を代表するキャラクターたちが、お洒落なパリコレ・ファッションに身を包んで登場しており、映画のイメージは格段にアップした。一方で、シンプソンズは同誌のクラシカルなイメージを落としかねなかったが、風変わりなコラボが話題になり、お互いに客層を広げるという意味でも相乗効果があったようだ。

しかし、VMAN誌はHarper's Bazaa誌ほど知名度が高くない上に、男性誌。プロモーションの手段を一歩間違えれば大きなイメージダウンにつながりかねず、シュレックほど知名度の高い作品で、製作側が同誌に何を期待したのか、疑問視する声もあがっている。【NY在住/JUNKO】

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