ウェス・アンダーソンの熱烈な“日本愛”がここに!想像を超えた日本の姿が炸裂する予告編が完成

映画ニュース

ウェス・アンダーソンの熱烈な“日本愛”がここに!想像を超えた日本の姿が炸裂する予告編が完成

第68回ベルリン国際映画祭で、アニメーション作品としては異例の銀熊賞(監督賞)を受賞したウェス・アンダーソン監督の最新ストップモーション・アニメ『犬ヶ島』の日本公開日が5月25日(金)に決定し、日本オリジナル版予告映像が解禁された。

全編にわたり近未来の日本を舞台にした本作は、犬インフルエンザの大流行によって隔離された愛犬を探すために“犬ヶ島”にやってきた少年の小林アタリが、そこで出会った5匹の犬たちと一緒に壮大な旅を繰り広げていくアドベンチャーだ。

ウェスにとってアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた『ファンタスティックMr.FOX』(09)以来のストップモーション・アニメであり、前作『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)に続いて2作連続でベルリン国際映画祭の銀熊賞(前作では審査員グランプリ)受賞作となった本作。早くも来年のアカデミー賞の有力候補の一角として注目されている。

もちろん、毎回豪華キャストのアンサンブルが話題となるウェス作品だけあって、本作でも日米の豪華キャストが顔を揃える。先日行われた第90回アカデミー賞を沸かせたフランシス・マクドーマンドやグレタ・ガーウィグをはじめ本作でウェスと8度目のタッグとなるビル・マーレイら常連キャストも勢ぞろい。

そして今回解禁された映像では、ウェスが「黒澤明と宮崎駿、2人の巨匠から強いインスピレーションを受けて作った」と語る、独特な視点で描きだされた近未来の日本の姿が。東京駅を彷彿とさせるドーム型建築や下町の商店街をはじめ、相撲や浮世絵といった伝統文化も登場するなど、670名のスタッフが4年の歳月をかけて作り上げた精巧でユニークな“日本”が炸裂。

大騒動へと発展するアタリと犬たちとの言葉を超えた絆のドラマと、誰も見たことがない想像力に満ちあふれた世界観。ウェス・アンダーソンが日本への強い愛情を捧げた、映画ファンならずとも必見の注目作。公開が楽しみだ!

文/久保田 和馬

関連作品

関連記事