「最も魅力的な唇」の持ち主は、スカーレット・ヨハンソン!
最も魅力的で「キスしたくなる唇」は、上下の厚みが完璧な1:1の比率であることが条件だとの調査結果が発表された。頭部および顎骨と顔面の手術を専門とした学術誌「Journal Of Cranio-Maxillo-Facial Surgery」に掲載された論文によると、560人の美容整形外科医と同数の一般人を対象に、35か国で調査を行った結果だという。被験者に写真を提示し「最も魅力的な唇」を選んでもらったとのことだ。
条件に完全に合致した唇の持ち主は、映画「アベンジャーズ」シリーズのブラック・ウィドウ役でおなじみのスカーレット・ヨハンソンだった。スカーレットに並んだのは、イギリス人モデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリー。本人も、ぽってりした唇がチャームポイントであることを自覚しているらしく、口元を強調したメイクが多い。
「最も魅力的なヒップサイズ」や「白人女性の理想的な耳の位置」などの研究調査を行ってきたポール・ハイダクルーザ医師によると、「最も好まれる女性の唇の形は上下比率が1:1。2番目に魅力的なのは、下唇の方がやや厚めのタイプ」とのこと。しかしこの結果は、「最近のトレンドを反映した美的感覚であり、ファッションと同様に変化していくもの」とも書かれている。
「最も魅力的な唇」の基準からすると、端正な美貌を持つエマ・ワトソンは、上唇が下唇に比べて薄く、ボリュームに欠けるため「やや魅力に欠ける」という結果になるという。しかしエマ・ワトソンが分厚いリップだったら、本来の魅力が損なわれてしまうかもしれず、また「最も魅力的な唇」の持ち主が総合的に見て魅力的な顔立ちとは限らない。マンチェスター・リフレクト・クリニックのジェラルド・ラム医師は、「多くの女性が下手な唇の美容整形によって、ボディ・イメージを破壊してしまっています」と、安易にトレンドに乗ることへの警鐘を鳴らしている。
UK在住/シャオ