ディズニー/ピクサー最新作に立ちはだかる「ドラえもん」!春のアニメ大作激突ウィーク突入!
各地で桜の開花の知らせが届き始めた春の週末、3月17・18日。春休み向け映画が続々と公開され、親子で劇場に足を運んだ人たちも多かったようだ。
ピクサー?ドラ?プリキュア?春アニメ激戦週を制したのは?
第90回アカデミー賞で2部門を受賞した『リメンバー・ミー』は土日2日間で動員36万8000人、興収4億8800万円をあげ、動員ランキングでは2位となったものの、興収では『映画ドラえもん のび太の宝島』を抜いて1位に。最終興収76億円を記録した『ズートピア』(16)の109%という好調な出足となった。本作で描かれるメキシコの “死者の日”が日本のお盆などの風習にも通ずるということで、幅広い層から共感の声が広がっているのもヒットの要因と見られる。そして、やはり大ヒット作の短編『アナと雪の女王/家族の思い出』も後押しとなっている模様。
『映画ドラえもん のび太の宝島』は土日2日間で興収4億6000万円、動員38万8000人で動員ランキング3週連続の首位をキープ。子供から大人にまで支持され、累計動員は199万人、興収は23億円を突破した。これは新シリーズの最高興収44.3億円をあげた前作『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(17)を超える勢い。『~のび太の恐竜』(80)、『のび太の大魔境』(82)など劇場版初期のヒット作を彷彿させるシンプルなタイトルにも強い好感が抱け、シリーズ38作目にして新たな代表作が誕生したと言える。
初登場4位は『映画 プリキュアスーパースターズ!』。土日2日間で動員20万3000人、興収2億2600万円をあげ、「映画プリキュア」シリーズ歴代No.1を8年ぶりに塗り替える好スタート。初代プリキュアとして登場した2004年の「ふたりはプリキュア」が、放送開始から15年という節目の年に『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア』(10月27日公開)で復活するというニュースも話題になり、世代を超えて新旧プリキュアファンを喜ばせる1週間となったようだ。
人気青春ムービーの完結編も健闘!
アニメ作品が勢いを見せるなか、実写映画で初登場3位と健闘したのが、広瀬すず主演の『ちはやふる -結び-』。土日2日間で動員21万人、興収2億5700万円をあげた。16年に公開された「上の句」「下の句」は累計で興収28.5億円のヒットを記録。完結編となる「結び」は、最終興収12.2億円の前作「下の句」の興収比118.8%と、前作超えが期待できるスタートとなった。
なお、今週5位の『グレイテスト・ショーマン』は累計興収32億円を突破。7位の『ブラックパンサー』は12億円、10位の『シェイプ・オブ・ウォーター』は6億5000万円を超え、依然好調をキープしている。
今週末はもう1本のアニメ大作『ボス・ベイビー』をはじめ、待望のリブート作『トゥームレイダー ファースト・ミッション』、福士蒼汰主演の『曇天に笑う』など春映画が出そろい春休みも本番。お花見シーズンを制するのは、どの作品だ?
文/トライワークス
1位 映画ドラえもん のび太の宝島
2位 リメンバー・ミー
3位 ちはやふる -結び-
4位 映画 プリキュアスーパースターズ!
5位 グレイテスト・ショーマン
6位 北の桜守
7位 ブラックパンサー
8位 去年の冬、きみと別れ
9位 空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎
10位 シェイプ・オブ・ウォーター
※興行通信社調べ