ウルヴァリン役はこれで最後!ヒュー・ジャックマン、エンパイア賞主演男優賞を受賞
18日、エンパイア誌が主催する映画賞、エンパイア賞の授賞式がロンドンで行われた。第23回目の授賞式となる今回は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)が9部門での最多ノミネートとなり、作品賞をはじめとする5部門で栄冠を獲得した。他の映画賞とは異なり、読者投票によって受賞が決定する映画賞とあり、娯楽性の強い作品が並ぶユニークな結果となった。
主演男優賞は「X-MEN」シリーズのスピンオフ作品『LOGAN/ローガン』(17)でウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンが受賞。2000年から始まった「X-MEN」シリーズに17年間出演し続けてきたヒューだが、今作を最後にウルヴァリン役に別れを告げるとのことで、感慨深い受賞だったようだ。
ヒューは壇上でジョークを交えた簡単な挨拶を述べたあと、客席から自分の携帯電話を受け取った。観客に携帯の画面を見せ、「ニューヨークにいる妻のフェイス・タイムだ」と説明。観客からの喝采を受けたヒューは、携帯画面に向かって受賞の記念像を見せながら、妻デボラにこう語りかけた。
「ベイビー、君は誰よりもこの(映画の)ために犠牲になってきたね。ひげ面のキスや、真夜中のプロテイン・シェイクにチキンのディナー…。20年前、君はこの役を引き受けるのに反対したよね。間違ってくれてありがとう。本当にたった1つだけの間違いを、ありがとう。愛してるよ!」と語りかけ、携帯の画面にキスした。ヒューが役柄に合わせて筋肉質の身体を作るために、妻デボラは相当な努力をしていたようだ。
フェイス・タイムを終えると、ヒューは「この映画の製作が始まった時、僕はEメールのタイトルに、すべて“ユートピア”と入れていました。“ウルヴァリン”のキャラクターにとって、理想のプロジェクトを作りたかったんです。この素晴らしいチームがなければ、成し遂げることはできませんでした」と改めて「X-MEN」製作チームへの感謝を述べ、会場から大きな拍手を受けた。
UK在住/シャオ