こんな松坂桃李見たことない!“闇”と“狂気”を帯びた新人刑事を演じる『孤狼の血』から場面写真が到着
いま最も注目されているミステリ作家の1人、柚月裕子が2015年に発表し直木賞候補となったベストセラー小説を『日本で一番悪い奴ら』(16)や『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)の白石和彌監督が映画化した『孤狼の血』(5月12日公開)。このたび本作から、松坂桃李演じる日岡秀一の場面写真が到着した。
本作の舞台となるのは昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。県警本部から所轄署に配属された“キャリア組”の刑事・日岡は、暴力団との癒着が噂される大上章吾とともに金融会社社員の失踪事件の捜査を担当する。しかし常軌を逸した捜査を行う大上に翻弄されつづけ、日岡は次第に暴力団同士の激しい抗争に巻き込まれていく。
このたび到着した場面写真では、所轄署に配属されたばかりの初々しい姿から、鋭い眼光を放つ姿など、大上との出会いや暴力団抗争の激化によって徐々に変わっていく日岡の姿が映し出されている。中でも顔に血しぶきが降りかかっている写真からは、そこはかとない色気が生み出されていると密かに話題になっているほど。まさに松坂の魅力が活かされた役柄といえよう。
この日岡という役柄は、役所広司演じるベテラン刑事・大上に疑問を感じ、時にはぶつかり合いながらも少しづつ影響を受けていく新人刑事。何故彼は出世コースから外れて所轄署に配属されたのか、そしてクライマックスに進むにつれて闇と狂気を帯びていく彼の表情に注目していただきたい。
2018年に入ってから『不能犯』や『娼年』など話題作が相次ぎ、ついに持ち前のポテンシャルの高さが最大限に発揮されると注目を浴びている松坂。是非とも劇場で、イケメン俳優から実力派俳優へと進化を遂げた彼の、キャリア最高級の演技を見届けていただきたい。
文/久保田 和馬
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