全員佐藤さん!『リアル鬼ごっこ2』限定試写会を実施
山田悠介原作のベストセラー小説を映画化し、ヒットを記録したサスペンスの第2弾『リアル鬼ごっこ2
』(6月5日公開)。 “佐藤”という名字をもつ人だけが鬼に追われ、捕まれば即死刑!という“鬼ごっこ”を描いた本作。鬼の標的である日本で一番多い名字である“佐藤さん”を100名集めたプレミア試写会が行われた。日本に約190万人いるという“佐藤さん”。会場には、主人公と同じ名前の佐藤翼さんも来場。出演の石田卓也、吉永淳、三浦翔平、蕨野友也、渡辺奈緒子と柴田一成監督が舞台挨拶を行った。
佐藤という名字の者たちが迫害されているパラレルワールドに入り込んでいた佐藤翼(石田卓也)は、突然、自分だけが現実世界に戻ることができて安堵する。だが、執拗に追ってくる3匹の鬼たちも連れて来てしまっていた。吉永淳や三浦翔平ら新キャストとともに逃走劇を展開。前作同様、柴田一成監督が脚本を手掛けたオリジナルストーリーが繰り広げられる。
前作に続き、主演を務めた石田卓也は「前作でかなり走ったので、続編をやると聞いたときは、またあの撮影をやるのは大変だなと思いました」とコメント。柴田監督は「前作でかなり走らせてしまったので、“監督が鬼だ”と言われてしまった。今回はちゃんと入念にカメラワークを重ねて、アクションもスケールアップしています」と作品の見どころを語った。
前作で主人公の母親役を演じた渡辺奈緒子は、本作では恋愛関係にある少女・美沙を演じている。渡辺は「(母親が息子と恋愛関係になるなんて)ちょっとイケないことしているような感覚になりましたが、前作より恋愛要素も深まっているので演じていて楽しかったです」と話した。
また、真冬の撮影現場で1人だけタンクトップだったという蕨野友也は、「すごい寒かったです。撮影終わったあとに、みんな風邪ひいていましたが、僕だけひかなかったんです」と自らの頑丈な体をアピールした。
常に鬼に追われる命懸けのサバイバルゲームが展開する本作は、佐藤さんはもちろん、観る者をスリルにあふれた緊張感で包む。新たなリアル鬼ごっこを劇場で楽しみたい!【取材・文/鈴木菜保美】