ニック・ジョナスが意識したのはトム・クルーズ!?“マジジュマンジ”な俳優への記念すべき第一歩を振り返る!

インタビュー

ニック・ジョナスが意識したのはトム・クルーズ!?“マジジュマンジ”な俳優への記念すべき第一歩を振り返る!

ゲームの世界が現実の世界にやってくるという大胆な発想で1995年に大ヒットを記録した『ジュマンジ』。その続編として、今度は現実世界からゲームの世界に入ってしまう高校生たちの姿を描き、全世界で規格外の大ヒットを記録している『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(4月6日公開)。

学校の地下倉庫で見つけた古いテレビゲーム「ジュマンジ」の中へと吸い込まれてしまう4人の高校生が「ジュマンジ」の中で出会う青年・アレックスを演じているのは、グラミー賞ノミネート経験もある人気ポップグループ“ジョナス・ブラザーズ”のメンバー、ニック・ジョナスだ。

「夢が叶ったような気持ちだよ」と、本作への出演を嬉しそうに語るニック。彼が演じるアレックスは、前作で今は亡き名優ロビン・ウィリアムズが演じたアラン・バリッシュに通じるキャラクター。「前作とロビン・ウィリアムズさんに対して最も敬意を表すべき立場だと思う」と真面目に語るニックは「本当に光栄に思いながら、この役を演じさせていただいたんだ」と思いを馳せた。

現代の高校生4人とは対照的に、アレックスの特徴は“流行から少し遅れている”こと。「時代がずれているなと匂わせる部分をたくさん散りばめられているんだ。例えば好みのタイプをシンディ・クロフォードと答えたりね」と笑うニック。中でも印象的なのは、クールなのにどこか時代遅れなサングラスのかけ方。それについて彼は「トム・クルーズの一番かっこいいバージョンというイメージで演じたんだ」と顔をほころばせた。

“ジョナス・ブラザーズ”の活動休止後はソロアーティストとして活動するかたわら、多くの映画やテレビドラマなどに出演するなど俳優としてのキャリアを歩みはじめたニック。とりわけ本作への出演は特別な体験だったようで「こんなにすばらしい要素をもって、成功した映画に出会えることは、一生で1回の機会といってもいいぐらいだよ。いろいろ楽しむことができたし、学んだこともすごく多い」と振り返る。

そんなニックは、早くも「アベンジャーズ」シリーズの新生スパイダーマンことトム・ホランドと「スター・ウォーズ」シリーズのデイジー・リドリーが出演する『カオス・ウォーキング(原題)』という作品の撮影に入っているとのこと。「映画のすごいところは次になにが来るのかまったくわからないところ。役のオファーが急に来る時もあるし、可能であればまた映画に関わりたいと思うし、同時に音楽のほうもやっていきたいと思ってるんだ」。

さらにニックは、目標とする俳優について「チャニング・テイタムやマーク・ウォルバーグのようにコメディやアクション、ドラマといったすべての分野で活躍しできるようになりたい」と今後のキャリアに胸を弾ませる。彼が本作で得た俳優としての新たな一面が、さらに伸びていくことに期待したい。

文/久保田 和馬

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