真のヒーローの姿がここに!奇跡の実話『ボストン ストロング』感涙必至の予告編が完成
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件で両足を失い、のちに“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男の真実の物語を描いた『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』が5月11日(金)から日本公開。このたび本作の予告編が解禁された。
マーク・ウォルバーグが主演を務めた『パトリオット・デイ』(16)でも描かれたボストンマラソン爆弾テロ事件。アメリカを代表する市民マラソンの会場で起きた2度の爆発により、3人の命が奪われ282人が負傷。同作では迅速な犯人逮捕を行う警察官の活躍が描かれたが、本作ではテロに巻き込まれ両足を失ったジェフ・ボーマンという1人の一般人が、様々な困難を乗り越えていく様子が描かれる。
このたび解禁された予告編では、冴えない男ジェフが元恋人の応援に駆けつけたボストンマラソンの会場で悲劇に見舞われ、苦しみを乗り越えながら多くの人々に勇気を与えるヒーローになっていく姿が力強い音楽とともに映し出されていく。
自らの証言でテロの犯人が特定されたことで一躍時の人となったジェフは、ヒーローとして祭りあげられる反面、傷の痛みや周囲の過剰な期待、そして事件のトラウマにたった1人でもがき苦しむ。“ボストン・ストロング”という合言葉で事件から乗り越えようとしていく人々の希望のシンボルとなった彼は、自分の存在が傷ついた多くの人たちに勇気を与えていたと知り、失いかけていた“生きる意味”を取り戻していくのだ。
主人公ジェフを演じるのは『ナイトクローラー』(14)での殺気に満ちた怪演や『サウスポー』(15)での筋骨隆々なボクサー役まで、稀代の演技派俳優として知られるジェイク・ギレンホール。義足での演技派もちろん、実際にジェフ本人と交流を重ね、彼の根底にある人間性や弱さまでも繊細にすくいあげて本作の演技に反映させている。
事件からまもなく5年。決して風化させてはいけない事件の裏にあった1人の男の感動の実話は、ボストンのみならず世界中に希望を与えてくれることだろう。是非とも本作を通して“真のヒーロー”の姿を胸に焼き付けていただきたい。
文/久保田 和馬