ドラマ史上最高額!制作費1000億円で「ロード・オブ・ザ・リング」がTVシリーズ化
ファンタジーの名作「指輪物語」を映画化し、世界的大ヒットとなった「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのTVドラマ版について、一部詳細が明かされ話題を呼んでいる。Amazonが制作を手がけるドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」の予算は、TVドラマとしては史上最高額の10億ドル(約1060億円)と予想されている。これが実現すれば、現時点で史上最高額の制作費、1億ドル(約106億円)が投じられているNetflixの人気ドラマ「ザ・クラウン」の記録を大幅に上回ることになる。
AmazonはNetflixと競り合った結果、「指輪物語」の版権を持つ出版社ハーパーコリンズ、そして映画版の配給会社だったニューライン・シネマと2億5000万ドル(約265億円)で契約を締結し、ドラマ化権を勝ち取った。
ドラマのストーリーは、映画シリーズ1作目の『ロード・オブ・ザ・リング』(01)以前の時代にさかのぼって始まるらしい。原作者のJ・R・R・トールキンは、「指輪物語」と同じ“中つ国”を舞台とした作品を他にも複数執筆しているので、そのいずれかがドラマ版の冒頭部になるのではと噂されている。ファンタジーアクション・ゲームのヒット作、「シャドウ・オブ・モルドール」も“中つ国”が舞台なので、ゲームで知った若い世代にもアピールできるのではないかという予想もある。
気になる俳優陣についてはまだ発表されていないが、映画版でガンダルフを演じたイアン・マッケランは、ラジオ番組で「ガンダルフ役をもう一度やるとしたら?」と尋ねられて、「依頼されていないから“イエス”とは答えていないけど、誰か他の役者が演じるって可能性があるのかい?ガンダルフは7000歳以上なんだから、私がやっても年寄りすぎってことはないだろう?」と、乗り気な発言をしている。ドラマの制作期間は2年以内とのことで、「指輪物語」ファンには待ち遠しい時間となりそうだ。
UK在住/シャオ