中山美穂と新垣隆は1970年生まれの同い年!『蝶の眠り』試写会で会場どよめく
中山美穂の主演映画『蝶の眠り』(5月12日公開)の舞台挨拶付きプレミア試写会が、4月12日に角川シネマ新宿で開催。主演の中山、石橋杏奈、勝村政信、永瀬正敏、来日したチョン・ジェウン監督、本作で初めて劇映画の音楽監督を務めた作曲家でピアニストの新垣隆が舞台挨拶に登壇した。中山と新垣が同い年(共に1970年生まれ)だと紹介されると、会場がどよめいた。
中山は、本作のオファーを承諾した理由について「チョン・ジェウン監督からとても長いお手紙をいただいた。それには『Love Letter』(95)がどれだけ好きかということが日本語で書かれていて、とても感動してお引き受けしようと思いました」と語った。
チョン・ジェウン監督は、『Love Letter』と中山が韓国で国民的な人気を誇ることを説明した後「シナリオを書いている時も、中山美穂さんしか浮かびませんでした」と、主演は中山美穂一択だったことを明かした。
中山は、ドラマ「ママはアイドル!」(87)などで共演し、旧知の間柄である永瀬について「台本に名前が書いてあって、『ああ!永瀬くんだ!』と思って連絡したら『美穂がやるからやるんだよ』と言ってくれて、ありがたいなと思いました」と感謝する。
永瀬も「昔から知ってる仲間のうちの1人だったのでぜひにと。ちゃんと座長として『ありがとう』と言ってくれました」と笑顔を見せた。
また、中山と同い年だと紹介された新垣は「私のほうが若いと思われたかもしれないけど、同い年です」とおちゃめなジョークで笑いを取ったあと「中山美穂さんはデビューされたころからみんなのアイドルでした」と恐縮する。
中山は照れながら「今度、音楽の方でも参加させていただこうかと」と言うと、新垣はうれしそうに「美穂さんとユニットを組もうかと」とメロメロになって喜んだ。
『蝶の眠り』は、中山美穂の『新しい靴を買わなくちゃ』(12)以来、5年ぶりの主演映画。中山美穂が演じたのは、遺伝性のアルツハイマーに侵された50 代の売れっ子の女性小説家・松村涼子。彼女が韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)と出会い、互いに惹かれ合っていく。
取材・文/山崎 伸子