第9回トライベッカ映画祭、レッドカーペットに豪華セレブが結集!PART1
今年で第9回目を迎えたトライベッカ映画祭が、4月21日から5月2日まで開催され、大きな話題を呼んでいる。
同映画祭は、ロバート・デ・ニーロらが発起人となり、2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件で多大な被害を受けたローアー・マンハッタン地区の経済と文化の復興を目指し、デ・ニーロが共同経営するNOBUやトライベッカ・グリルなどのレストランがあるトライベッカ地区で開始されるようになったのが発端。最初は地元の小さな映画祭というイメージが否めなかったが、さすがはアートの街ニューヨーク。カンヌ映画祭やベネチア映画祭を目指すデ・ニーロらの情熱で、今では何百ものメディアが各国から集まるまでの大規模な映画祭になった。
大きな呼び物となっている特別招待作品には、多くのセレブリティたちがレッドカーペットを歩くため、セレブを一目見ようと多くのファンが徹夜で並ぶこともしばしば。未公開の映画をいち早く見ることができることもあって、この8年間で、世界各国から約230万人の人々が訪れ、経済効果は600万ドル(約570億円)に達している。
一方で忘れてはならないのが、アートの街ニューヨークにふさわしく、優れたアーティストを発掘する目的があることだ。今年は世界各国から5050作品もの応募があり、その中から、長編映画85作品と47本の短編映画がお披露目されることになった。
レッドカーペットだけではなく、監督を招いたパネルディスカッション、そして地元に根ざしたイベントやドライブ・イン・シアターなど、約100ものイベントが組まれ、大人から子供まで楽しめるようなイベントになっており、目的どおり地域復興に大きく貢献している。
今年の特別招待作は、昨年にも増してレッドカーペットに豪華なゲストか勢ぞろい。まずオープニング作品には、初のアニメでシリーズ第4弾となる『Shrek forever After』が選ばれ、声優のキャメロン・ディアス、マイク・マイヤーズ、アントニオ・バンデラス、エディ・マーフィなどが華やかなオープニングを飾った。ディアスは、今作で同作がシリーズ最終章となることについて、「とても寂しいけれど、楽しい経験ができました」と満足な様子。それに付け加え、「子供たちには、できるだけ私がフィオナ姫に扮していることを言わないでほしい」と夢を大事にしたいと強調した。【NY在住/JUNKO】