あのシャマラン監督の新作『エアベンダー』はもう1つのアバターだった

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あのシャマラン監督の新作『エアベンダー』はもう1つのアバターだった

『シックス・センス』(99)や『サイン』(02)などで知られるM.ナイト・シャマラン監督の最新作『エアベンダー』が7月17日(土)に公開される。これまで数々のトリックや映像で驚かせてきたシャマラン監督だが、今回のキーポイントは、なんと“アバター”なのだ。うん?またもや青い体のキャラクターが登場する?わけではなく、ここでいうアバターとは11歳の少年のこと。だが、彼はただの少年ではない。恐るべき力を秘め、世界を救う宿命を背負った救世主なのだ。

作品の舞台となるのは、<氣・水・火・土>の4つの王国が戦いを繰り広げる世界。100年にも続くその戦いを沈めるため、“氣”の王国の生き残りだった12歳の少年アンが選ばれし者として立ち上がる。それぞれのエレメントを操る人間を“ベンダー”と呼び、4つすべての力を操ることのできる人間が“アバター”という設定だ。

見どころはなんといっても<氣・水・火・土>の4つのエレメントを操る術。大きな水の固まりが動いたと思ったら、火が猛烈な勢いで迫ってくるかのように、それぞれがまるで生きているかのような動きで猛威を発揮する映像は臨場感たっぷりなのだ。それもそのはず、この映像化に当たったのは本家(?)『アバター』(09)を手がけた特殊効果スタジオILM。それだけに映像のクオリティは保証つきだ。しかも3D版と来ればなおさらだろう。

もともとの原題は『アバター:ザ・ラスト・エアベンダー』だったという本作。奇しくもシャマラン監督は、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督とタイトル争いをしたという逸話もある。内容はまったく違うものの、小さな体にとてつもないパワーを秘めた本作の“アバター”にも圧倒されるはずだ。【トライワークス】

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